Rio/Uri Caine
ユリ・ケインの同時発売3枚目は、サンバの演奏。しかも本場ブラジルのミュージシャンが参加しているので、何というか、土着色が強く、そのものという感じの曲も多く、それとフュージョン向けの洗練された、という感じのサウンドの曲と混在してます。エレキ・ベースが参加した曲もありますけど、やはり向こうの雰囲気か。ただ、パーカッションの参加が威力があって、これだけ聴いていても、思わず踊りだしそうなサウンドではありますね。フュージョン・サイドからのサンバの方が聴きなれてはいるので、これはこれで面白いです。エレキ・ピアノでも生ピアノでもボッサの曲の方は、なかなかいいサウンドが流れてきますし。ラップの曲もあるし、やっぱり彼が作ると一筋縄ではいかないアルバムが出来上がります。
Rio/Uri Caine(P)(Winter&Winter) - Recorded June 8 and 11, 2001. Pauro Brata(Ds, Per), Jorge Helder(B), Lula Galvao(G), Jair Oliveira(G), Kacau Gomes(Vo), Cris Delanno(Vo), Humberto Cazes(Per) - 1. Samba Do Mar 2. Dia De Praia 3. Teu Chamego 4. Revolicionario 5. Bondinho De Santa Terenza 6. Combatente 7. Samba Do Fogo 8. Raquiel 9. Arpoador 10. Assalto Cultural 11. Na Lapa 12. Samba Da Terra 13. Um Mituto So 14. Choro Maluco 15. Samba Da Rua 16. Akalanguiado 17. Adeus 18. Samba Do Vento
(01/11/16)ユリ・ケイン以外はブラジルのミュージシャンが参加。何と18曲入り。主に”サンバ”のタイトルがついている曲の1、7、11-12、18曲目はピアノとパーカッションでの録音。4-5、16曲目などは現地の雰囲気が強いサウンドのパターンなのですが、2-3、8、13-14曲目などは、洗練されたブラジリアン・フュージョンの曲。9-10、16曲目あたりは両者の中間的なフュージョン、といった感じ。ゴキゲンな現地の言葉でのヴォーカル入りの曲も何曲(4-5、10、13曲目など)かあって、不思議な異国情緒を感じます。6曲目は現地語のラップ&ファンクといった雰囲気。15曲目はパーカッションのみ。17曲目はピアノのみの静かな曲。結果、ゴッタ煮的サンバ&ブラジリアン・フュージョンのアルバムになっています。(01年12月21日発売)
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