Crossfade/Masahiko Osaka
この時期は日本人のジャズもよく買っていたなあ、と思います。特にキングが力を入れていて、いいアルバムが今よりも多かったような気がしています。今回はゲイリー・ピーコックつながりで取り上げましたけど、まだホームページにもないアルバム、けっこう多いんじゃないかな。それにしてもこのアルバムはちょっと特殊で、周りを外国人ミュージシャンが取り囲んでいます。ストリーミングにはなかったのが少々残念。ベーシストのもう一人はリューベン・ロジャースだし、メンバーを見ても、けっこう豪華な顔ぶれだったんですね。やはりジャズのアルバムにお金をかけることができた時代。こういうのがあるから、処分するのがためらわれる。
Crossfade/Masahiko Osaka(Ds)(Paddle Wheel) - Recorded September 27 and 28, 1999. Nicholas Payton(Tp), Brian Lynch(Tp), Antonio Hart(As, Ss), Mark Turner(Ts, Ss), David Murray(Ts, Bcl), Anthony Wonsey(P), Onaje Allen Gumbs(P), Ruben Rogers(B), Gary Peacock(B) - 1. Don't Get Upset 2. Last Summer 3. Cold Love 4. Minor Mood 5. Sinple Waltz 6. Scarborough Fair 7. Morning Dance 8. Fragment 9. In A Merrow Tone 10. Just Like A Woman
けっこう有名なミュージシャンが参加しています。 しかも外国のミュージシャンばかりとの対戦で、真っ向から勝負。若手(1-3、6、8曲目)と、中堅&ベテラン(4-5、7、9-10曲目)の2つのグループに分けた録音とのこと。大半の曲が大坂昌彦作曲で、作曲者としてのセンスをこれでもか、と見せつけています。曲はカラフルで2、5曲目のようにメロディが美しいものから、3曲目のアップテンポのもの、8曲目のファンクっぽいものまでさまざま。6曲目で「スカボロー・フェア」と9曲目のデューク・エリントン、10曲目のボブ・ディランの曲なども。曲からはジャズ以外の要素も感じられます。そして肝心のドラムも負けていません。まさに今のジャズ、という感じ。ゲイリー・ピーコックは4-5、7、9-10曲目に参加。(99年12月23日発売)
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