Porgy/Steve Kuhn
エディ・ゴメスつながりでの1枚。バスター・ウィリアムスと曲を分け合っての参加ですけど。私の持っているアルバムはJazz Cityレーベルの再発盤なんですが、全32枚再発予定が、残り10枚かな?が再発されずに残ってしまったのが少々残念。最初に出たときに全部買っておかなかった私も悪いんですが、そこまで手が回らなくて。演奏は割とゴキゲンなんじゃないかと思いますが、ゴメスの方は繊細な曲への参加が多い感じです。このレーベル、当時のジャズが分かるような人選で面白いですけれどね。それにしてもスティーヴ・キューンはいろいろなところに参加しているなあ、というのが実感です。割とどこでもぶつかるような気もしています。
Porgy/Steve Kuhn(P)(Jazz City) - Recorded December, 1988. Buster Williams(B), Eddie Gomez(B), Al Foster(Ds), Laura Ann Taylor(Vo) - 1. Shoutin' Out 2. Just Squeeze Me 3. Tadd's Delight 4. I Loves You, Porgy 5. Isotope 6. Where Do You Go? 7. Ladies In Mercedes 8. Repetition 9. On Stage 10. Lullaby 11. A House Is Not A Home
このアルバムでのスティーヴ・キューンは、バスター・ウィリアムスが参加する曲(1-3、5、8-9曲目)では、比較的オーソドックスなピアノの場面が多く、曲によってはけっこうノリがあります。ただ、メロディを聴いているとやっぱり彼らしいなあ、と思う事も。これに対して4曲目のタイトル曲や6曲目のバラード、11曲目のソロ・ピアノのように、彼特有の繊細な演奏も聴くことができます。7曲目のラテンノリの曲も印象的。ヴォーカルの参加の5曲目ではポップさもありながらなぜか不思議な浮遊感覚も。10曲目の方は耽美的なバラード。2人のベーシストも曲の雰囲気によって使い分けられていて、うまいと思います。エディ・ゴメスは4、6-7、10曲目に参加していて、繊細さを要求される曲を主に演奏。(01年11月21日発売)
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