First Meeting/Tethered Moon
ゲイリー・ピーコックの参加アルバムでまだブログにあげてないものをリストアップしていて、おかしいなあ、合わない、と思ったら、Winter & Winterレーベルは先にブログ以前にコメント手直ししていたんですね。なので、このアルバム、あとになって気が付きました。このグループで複数のレーベルから計6枚出たことになるのかな?アルバムとしては最初に出たアルバムではないと思いますが、時期的にはこのアルバムが最初の録音ということになります。Winter & Winterのものは3枚ともストリーミングにもありました。聴く人を選ぶグループだとは思いますが、個人的にはかなり好きな演奏が詰まっています。
First Meeting/Tethered Moon(Winter & Winter) - Recorded October 20, 1990 and May 11-13, 1991. Masabumi Kikuchi(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Tethered Moon 2. Misterioso 3. Intermezzo - So In Love 4. First Meeting - Solar - Open Trio 5. P.S.
このメンバーでの最初の録音(’90年と91年)。他のピアノトリオでは表わせない、間というのか、独特の空間が素晴らしいです。この時期はまだ温度感が多少高かった部分も。1曲目はタイトル曲で、何と19分もの大曲。哀愁漂うメロディラインで、彼らならではの世界が展開されていますが珍しくふつふつと熱く盛り上がっていく場面もあります。モンク作でありながら、ブルース的アプローチもあって空間的緊張を強いる2曲目、前半がフリー・インプロヴィぜーションで後半しっとりとしたスタンダードに流れていく3曲目のメドレー、タイトル曲のフリー、ジャズメン・オリジナル、自然発生的でドラマチックな展開を見せる4曲目のメドレー、静かに淡々と語っていくゲイリー・ピーコック作の5曲目 と続いていきます。
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