Don't Know/Claudio Scolari Project
新譜がイタリアから届いたので先に。このアルバム(というよりこのミュージシャン)、国内でのCDの取り扱いはないですが、アマゾンその他、ストリーミングでは聴くことができますので、そちらの方を。今回は完全即興の演奏なので、少々聴く人を選ぶかもしれません。その方法はフリー・ジャズとか、近年のフリー・インプロヴィゼーションというよりは、フリー・ジャズ・ファンクと言っていいかなあ、と思うような独特なサウンドになっています。ベースがエレクトリック・ベースなので、彼の絡み方がポイントかな。ちょうど曲とフリーの間を行ったり来たりということもあるので、ある程度聴きやすいこともあります。まずはストリーミングで。
Don't Know/Claudio Scolari(Ds, Synth Prog) Project(Principal Records)(輸入盤) - Recorded December 2021. Daniele Cavalca(Ds, P, Key, Synth), Simone Scolari(Tp), Michele Cavalca(B) - 1. Siculaiana 2. Binary Code 3. E-Walzer 4. Goose Bumps 5. Don't Know 6. Fireworks 7. Wet Sand 8. Underground Wave 9. Sentimentale 10. Night Moon 11. Cold Water
(22/06/09)7曲目のみSimone ScolariとDaniele Cavalcaの作曲で残りは全曲Claudio ScolariとDaniele Cavalcaの作曲(というより今回は即興での録音らしい)。収録時間は62分。静かな場面も織り交ぜて、緩急自在にエレクトリック・ファンク的な感じとフリーなフレーズが入っている、現代版のフリー・ジャズの感覚。タイトにはキメを作らず、自由なアプローチをしているところがテンポのあるフリージャズ的な部分もあって、テープを回して録音、それをそのまま編集して音楽に仕上げた感じで、独特なグループの感覚を持っています。エレクトリックベースもテンポを刻むよりは、インプロヴィゼーションとして参加している部分が多く、かなりの部分がフリー・ファンクという感じです。静かな曲も手法としては同じだけど詩的な雰囲気も。
« The Art Of The Song/Charlie Haden Quartet West | トップページ | Nocturne/Charlie Haden »
「音楽」カテゴリの記事
- Spirit Fall/John Patitucci(2025.03.10)
- Skrifum/Jon Balke(2025.03.09)
- Lullaby/Mathias Eick(2025.03.08)
- Winter Poems/Yuval Cohen Quartet(2025.03.07)
- Just/Billy Hart Quartet(2025.03.06)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- ユニコーン/中村照夫グループ(2025.03.04)
- ’24年の私的ジャズベスト3(2024.11.21)
- Echoes And Other Songs/Mike Stern(2024.09.19)
- Opera 8/Claudio Scolari Project(2024.05.10)
- The Third/Plastic Dogs(2024.05.06)
« The Art Of The Song/Charlie Haden Quartet West | トップページ | Nocturne/Charlie Haden »
コメント