The Montreal Tapes/Charlie Haden Liberation Music Orchestra
チャーリー・ヘイデンのモントリオールのライヴの最終日(8日目)のライヴの録音。メンバーもなかなか興味深いです。この後の’90年にはDIWレーベルで、スタジオ録音をしていますが、曲目は1曲重なるだけですが、メンバーは重なるメンバーが多いようです。どこでどういう風に演奏してもリベレーション・ミュージック・オーケストラになるというのは面白い。ヘイデンの粘り気のあるベースがカギになっている部分も大きいのかなと。割とこのあたり(モントリオールのライヴ)、ストリーミングでも聴けるものが多いので、興味のある人は聴いてみると面白いかもしれません。毎日相手を変えて、よく連続で演奏できたと思いますが、ジャズの世界では、それが当たり前か。
The Montreal Tapes/Charlie Haden(B) Liberation Music Orchestra(Verve) - Recorded July 8, 1989. Tom Harrell(Tp), Stanton Davis(Tp), Ken McIntyre(As), Ernie Watts(Ts), Joe Lovano(Ts), Ray Anderson(Tb), Sharon Freeman(Frh), Joe Daley(Tuba), Mick Goodrick(G), Geri Allen(P), Paul Motian(Ds) - 1. La Pasionaria 2. Silence 3. Sandino 4. We Shall Overcome
邦題「ライヴ・アット・モントリオール5」。このアルバムの4曲ともリベレーション・ミュージック・オーケストラの3枚のアルバムからの曲で、いずれも印象的な曲。また、’90年録音の3作目「ドリーム・キーパー」と参加メンバーが多く重なっているのも興味深いところ。哀愁漂うメロディとアグレッシヴなサウンドとフレーズが同居しています。1曲目はサックスのフレーズをはじめ、ジェリ・アレンのピアノなど、各パートのソロがスゴい。しかも24分の長尺もの。2曲目はホーンがゆっくりと盛り上がっていって厳かなベースソロで締めくくります。3曲目は映画音楽になりそうな短調の曲と思いましたが、実際に映画用に作曲されたもの。4曲目はトラディショナルで、これも大作。ですがアドリブ合戦で盛り上がった曲。(99年8月1日発売)
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