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2022/06/14

Jim Hall & Basses/Jim Hall

Jimandbassis ジム・ホールの晩年は、意外にとんがっているアルバムを出していたのですが、このアルバムもそうかもしれません。ベースとのデュオ、ないしは2ベースとのトリオという、けっこう冒険的なことをやっていて、一部のスタンダードも含めて、少々とっつきにくいラインでギターを弾いています。歳をとって落ち着く人もいれば、そうでない人もいるし、いろいろなのですが、彼のこの時期の一連のアルバムを購入して、少々戸惑いもあったのも確かです。ブラインドで聴くと、ある程度の若手の実験的なアルバムではないかなあ、と思うかもしれません。収録時間は68分で、けっこう長めのアルバムです。

 

Jim Hall & Basses/Jim Hall(G)(Telarc) - Recorded January 7 and 8, 2001. Scott Colley(B), Charlie Haden(B), Dave Holland(B), Christian McBride(B), George Mraz(B) - 1. End The Beguine! 2. Bent Blue 3. Abstract 1 4. All The Things You Are 5. Abstract 2 6. Sam Jones 7. Don't Explain 8. Dog Walk 9. Abstract 3 10. Besame Mucho 11. Dream Steps 12. Abstract 4 13. Tango Loco

それぞれのベーシストとのデュオ、または曲によっては2ベースでのトリオ。3曲がスタンダードの他はジム・ホールの作曲、またはメンバーによるインプロヴィゼーション。オリジナルはけっこうマニアックな作りになっているものが多く、聴きやすい曲とは対極にあって地味なものが多い感じ。また、だいたいは控え目な演奏に終始しますが、デュオなだけに5人のそれぞれのベーシストの個性が出ていて面白いと思える部分もあります。「アブストラクト1-4」の4曲はフリー・インプロヴィゼーションのようでちょっと緊張する印象。ホッとするスタンダードもアレンジは個性的でもあり、やっぱりアルバムはマニア向け? チャーリー・ヘイデンは3、7曲目に、デイヴ・ホランドは1、6曲目に参加 しています。(01年9月21日発売)

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