共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

« Standart/Tigran Hamasyan | トップページ | Waltz Blue Side/Steve Kuhn Trio »

2022/06/23

Waltz Red Side/Steve Kuhn Trio

Stevewaltzred エディ・ゴメス参加作のラストは、スティーヴ・キューンのトリオ作。何と、ベースをゲイリー・ピーコックに替えて、ほとんど同じ曲のアルバムも作っているんですね。そのアルバムはまた明日の紹介になります。そのベーシストのキャラクターを比べて聴くのも面白いかと思います。確か2枚は同時発売だったかと思うし、企画自体が興味深いです。これもVenusレコードですけど、こういういい企画を考えるときもあったんだなあ、と改めて感じます。曲は有名曲が多いですけど、それだからこそ、ベーシストの違いを引き立たせているんだなあ、ということも忘れてはならないと思います。

 

Waltz Red Side/Steve Kuhn(P) Trio(Venus) - Recorded May 9-11, 2002. Eddie Gomez(B), Billy Drummond(Ds) - 1. Charade 2. Remember 3. Years Later 4. Once Upon A Summertime 5. How Am I To Know 6. My Buddy 7. I'll Take Romance 8. I'm Glad There Is You 9. Pastorale

「ブルー・サイド」と収録曲は1曲を除いて同じで、ベースがゲイリー・ピーコックでなくエディ・ゴメスになっただけという面白い収録方法。そして曲は原曲がワルツで、アレンジ上4ビートが一部混ざる構成。こちらの方はやはりホットな印象なので「レッド」なのでしょう。ベースのフレーズは単なるウォーキング・ベースでなくて高い音程も駆使して複雑だと思うのですが、「ブルー」に比べてゴリゴリとまわりをプッシュしていってピアノのフレーズにも火をつける、という感じの曲が増えています。特に2、5、7曲目あたり。こういうサウンドの方がヴィーナスらしいかも。もちろん繊細な曲は、より繊細に美しく、ですが、ベースの音質のせいか芯が太い印象もあります。 こういう比較をする企画もなかなか珍しいので、貴重な録音かも。(02年8月21日発売)

« Standart/Tigran Hamasyan | トップページ | Waltz Blue Side/Steve Kuhn Trio »

音楽」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Standart/Tigran Hamasyan | トップページ | Waltz Blue Side/Steve Kuhn Trio »

Amazonへのリンク

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト