Standart/Tigran Hamasyan
とりあえず新譜も一段落。購入数が昔よりだいぶ減っているので、少々残念だし、次はまた7月中旬ごろかな。まあ、気を取り直して、今日はティグラン・ハマシアンのスタンダードを取り上げたアルバムです。多少個性的かな、という予想は見事に裏切られて、超個性的な演奏を聴けました。タイプは違うけどジャン=ミシェル・ピルクを聴いた時の感動に近いかな。歌心があるかないかはもうどうでも良くて、よくここまで自分流に演奏してしまったなあ、と思います。分かりやすい部分もあるけど、個性的でけっこう印象が強かったです。それについていくドラムスやベースもすごいし。まあ、聴く人を選ぶかなあ、とも思いましたが、かなり好みではあります。
Standart/Tigran Hamasyan(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded April 11-13, 2021. Matt Brewer(B except 3, 7), Justin Brown(Ds except 3, 7), Mark Turner(Ts on 3), Joshua Redman(Ts on 4), Ambrose Akinmusire(Tp on 7-8) - 1. De-Dah 2. I Did't Know What Time Is Was 3. All The THings You Are 4. Big Foot 5. When A Woman Loves A Man 6. Softly, As In A Morning Sunrise 7. I Should Care 8. Invasion During An Operetta 9. Laura
(22/06/20)8曲目のみ4人のインプロヴィゼーションで、他はジャズメン・オリジナルだったりスタンダードだったり。ここまで書くと、な~んだ、と思われるかもですが、Tigran Hamasyanらしい超個性的なアレンジと演奏で、非常に独特な世界を構築しています。聴いて曲が分かるものと(不勉強ながら)分からないものと。彼の民族性なのか、現代ジャズだからなのか、バラードの曲もあるけど、曲によってはけっこう過激だったりします。それでも4曲目のアップテンポのサックスのアドリブ部分は今っぽく分かりやすかったりするも、ピアノはとんがっているなあ、とも。トリオとしてここまで曲ごとに違いを表現できるのは、ある意味見事。好みかどうかはあるけれど、その演奏は間違いなく記憶に残ると思う。ゲストのホーン3人も豪華。
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