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2022/05/19

Occation To Rise/Michele Rosewoman Trio

Micheleoccationミシェル・ローズウーマンの3作目は日本のサムシンエルスレーベルからのピアノ・トリオ作です。メンバーもメインストリーム系からで、それでも個性的なメンバーを集めているので、聴いていてなかなか面白い。オリジナル曲も減らして、ジャズメン・オリジナルをデューク・エリントン(2曲目)、チャールズ・ミンガス(3曲目)、ロン・カーター(4曲目)、リー・モーガン(6曲目)、ジョン・コルトレーン(8曲目)のそれぞれの作品を演奏しています。M-BASEを離れていても、ピアノの個性は相変わらず強いです。収録時間も57分と当時としては、まあ、普通か。久しぶりに聴いたけどこういう方面のアルバム、好きですね。

 

Occation To Rise/Michele Rosewoman(P, Vo) Trio(Somethin'else) - Recorded September 13-15, 1990. Rufus Reid(B), Ralph Peterson(Ds) - 1. Occation To Rise 2. Prelude To A Kiss 3. Weird Nightmare 4. First Trip 5. We Are 6. Nite Flite 7. Eee-Yaa 8. Lazy Bird 9. The Sweet Eye Of Harricane Sally 10. West Africa

邦題は「薔薇の女」。 10曲中5曲が彼女の作曲です。ややフリーがかったアグレッシヴなピアノは健在。サムシンエルスになってやや丸くなったかな、という気も。1曲目はモンクを意識したようなパーカッシヴなサウンド。2曲目はカラフルで骨太なピアノソロ。3人のリラックスした演奏の3曲目、ノリの良い4ビートの4曲目。5曲目はオリジナルのバラードでヴォーカルも聴けます。モーダルでパワフルな6曲目、彼女らしい変拍子で複雑なオリジナルの7曲目、ジョン・コルトレーン作のノリが良くてドラマチックな8曲目、微妙なバランスの上にフリーの手前でとどまっている9曲目。10曲目はドラムとベースが印象的なリズムとフレーズをたたき出し、3人が絡み合います。それにしてもラルフ・ピーターソンは目立つ。

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