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2022/06/01

Round About Federico Mompou/Richie Beirach

Richieroundfeリッチ・バイラークのアルバムで、フェデリコ・モンポウを多く取り上げたアルバム。当時は輸入盤国内仕様でACTレーベルが発売されていました。まだアルバムのデザインに統一感が出る前の時期ですね。このメンバーでは「ラウンド・アバウト・バルトーク」でも演奏していたんですが、クラシックとの折衷的なジャズにしてしまうのは得意ですね。収録時間も63分と、この時期では標準的な収録時間です。モンポウはあまり知らないのですけど、素朴な感じのある曲になっています。個人的にはけっこう好みの方です。クラシカルだと思ったら、本格的なアップテンポの4ビートのジャズの場面もありますけど。

 

Round About Federico Mompou/Richie Beirach(P)(ACT) - Recorded May 2001. Gregor Huebner(Vln), George Mraz(B) - 1. Impressions Intimas #1 2. Musica Callada #6 3. Fantasie On Musica Callada #10 4. Musica Callada #10 5. Bass Fantasie On Musica Callada #1 6. Musica Callada #1 7. Musica Callada #27 8. Around Musica Callada #27 9. Fantasie On Musica Callada #19 10. Around Musica Callada #19 11. Musica Callada #19 12. Musica Callada #18 13. Fantasie On Musica Callada #18 14. Musica Callada #15 15. Musica Callada #22

全15曲中、スペインのクラシック作曲家のフェデリコ・モンポウの曲が9曲あります。原曲を聴いたことがないのでよく分かりませんが、4ビートのジャズ的展開になる部分もあり、またハーモニーなどを聴いていると、オリジナルの雰囲気を伝えてはいるものの、アレンジの手はけっこう入っているのではないかと思います。もちろん哀愁漂うしっとり加減の曲の方が多いですが。2、11曲目は途中豪快なジャズの4ビートが続きます。6曲目もジャジーでスピーディーな展開。これに対して他の6曲はメンバーの1人または2人の作曲によるオリジナルで、モンポウにインスパイアされたと思わせる曲調。書かれたものかフリー・インプロヴィゼーションかは分かりませんが、オリジナルと並んでも違和感はありません。(01年12月21日発売)

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