Topsy/Paul Bley
次のミュージシャンはポール・ブレイです。彼自身は人気があるのですが、まだブログにアップしていないアルバムというのが飛び飛びであまりなく、大丈夫かなあ、という思いで勧めています。まさかこの’54年録音の初期のアルバムが’02年に買ったものだとは思ってもみませんでした。バップ真っただ中という感じのアルバムですもんね。でもメインストリーム路線だったからといってつまらないわけではなく、これはこれで聴いてみるとけっこういいなあ、と思ったりするので不思議なものです。とりあえずはこういう時代もあったということで、軽くジャブをかます感じで取り上げてみました。
Topsy/Paul Bley(P)(Mercury) - Recorded February 3, August 26 and 30, 1954. Percy Heath(B), Peter Ind(B), Alan Levitt(Ds) - 1. Topsy 2. My Heart 3. That Old Feeling 4. There Will Never Be Another You 5. Autumn Breeze 6. I Want To Be Happy 7. My Old Flame 8. Time On My Hands 9. Drum One 10. This Can't Be Love 11. My One And Only (What Ami Gonna Do) 12. 52nd Street Theme
ポール・ブレイの第2作。ピアノの弾き方も、当時のメイン・ストリーム路線真っ只中という感じで後年の面影はほとんどなく、スタンダードやジャズメン・オリジナルの曲が中心の構成。全12曲の構成で、1曲当たりの録音時間は、時代の影響か2-3分台のコンパクトな曲が多いです。2曲ある彼のオリジナルも、2曲目は味わいのあるしっとりくるバラード、9曲目はドラムスをフィーチャーした楽しいアップテンポの曲。後の印象と違って、やや黒っぽく、フレーズも速くて引っ掛かりがなくて、グルーヴィーなよく歌っているピアノという印象。マイナー系の曲では、この時代での哀愁を感じることも。時々うなリ声も聞こえます。オーソドックスな路線ですが、まあ楽しめます。 この後に彼は大きく変わっていくことになります。(02年11月20日発売)
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