Ari's Fun-House/Ben Markley Big Band With Ari Hoenig
発売が一番遅れた新譜で、次の期限までに来なかったらキャンセルしてしまおうかな、とも思ったけど、到着して聴いて、大正解だったと思ったアリ・ホーニッグ参加の新譜です。ビッグ・バンドに彼の曲を演奏してもらって、なおかつ彼のドラムスでソロも多いとなると、どうしても気に入ってしまいますね。アレンジもけっこう格好良いですけど。6曲目はバリバリの変拍子ですが、これをビッグ・バンドでやってしまうところがすごい。ベースは7曲目だけエレキ・ベースで、6曲目はピアノではなくてキーボード使ってますね。割と標準的な編成でありながら臨機応変なところも、なかなか好みではあります。あまり最近は追っかけしてなかったんですけれどもね。
Ari's Fun-House/Ben Markley(P, Key) Big Band With Ari Hoenig(Ds)(OA2 Records)(輸入盤) - Recorded July 26 and 27, 2021. Peter Olstad(Tp), Greg Gisbert(Tp), Dan Jonas(Tp), Alan Hood(Tp), Adam Bartczak(Tb), Paul McKee(Tb), Tob Borger(Tb), Jon Gauer(Tb), Wil Swindler(As, Ss, Fl), Scott Turpen(As), Peter Sommer(Ts), John Gunter(Ts), Sam Williams(Bs), Steve Kovalcheck(G), Evan Gregor(B) - 1. Birdless 2. Lyric 3. Lines Of Oppression 4. Bert's Playground 5. For Tracy 6. Arrows And Loops 7. Green Spleen
(22/05/06)全曲アリ・ホーニッグが作曲、Ben Markleyが編曲。収録時間は65分。曲は見覚えから再演曲もある模様(全部?)。ホーンアレンジは今っぽいけれども、割と標準的な編成のビッグ・バンドで、ノリ良く、ハーモニーも割とシャープでカッコよく決めてくれてます。ドラムスをフィーチャーするアルバムなので、ドラムスのミックスも大きめだし、ドラム・ソロは7曲中5曲(1-3、6-7曲目)にあります。バッキングの時も前面に出てくる時も、ホーニッグのドラムスはカッコいい。1曲目からして、メカニカルな雰囲気もあって変化にも富んでいて、飽きさせません。それでいて4ビートでガンガン行くところは行くし。現代ビッグバンドのひとつの在り方として、なかなか興味深いです。ギターはセミ・アコだと思うけど、今風のフレーズ。
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