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2022/05/18

Contrast High/Michele Rosewoman

Mishelecont ミシェル・ローズウーマンのリーダー作2作目。この当時のEnjaレーベルはいいアルバムが多いですね。これもその1枚で、王道のジャズ以外に、こういう当時のジャズを積極的に取り上げていました。M-BASEそのものといってもいい感じの仕上がりになっています。といっても、中心の、あるいは関わっているミュージシャンがほとんどなので当然か。当時はこちら方面、けっこう熱中して聴いていたものでしたが、歳をとると、もう少し聴きやすいものを求める感じもあります。当時は関連のミュージシャンもなるべく追っかけするようにはしていたんですけれどもね。これも久しぶりに聴いて、なかなかいいなあ、と思った1枚。収録時間は53分で、コンガのEddie Bobeは4曲目に参加。

 

Contrast High/Michele Rosewoman(P, Vo, Synth)(Enja) - Recorded July 1988. Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl), Lonnie Plaxico(B), Cecil Brooks 3rd(Ds), Eddie Bobe(Per) - 1. Commit To It 2. Panambula 3. Of All 4. The Dream #1 5. The Source 6. Akomado 7. Same's Difference 8. Contrast High 9. Dream Fragment

全曲彼女のオリジナル。変拍子も入って複雑そうな曲が多いです。ピアノは豪快な方で、 完全にフリーまでは行かないにしても、アヴァンギャルドなフリーに近いフィーリングがあります。M-BASE派との交流も当時はあって、グレッグ・オズビーとゲイリー・トーマスの迫力あるフロントなので、1、4、7、9(短いですが)曲目のようなエレキベースの入った変拍子ファンクがM-BASEの影響を受けていると感じさせる面もあります。2曲目はピアノ・トリオで、これも変拍子に聞こえますが...。また、3、6曲目は彼女のヴォーカルも入って、メロディが個性的でドラマチック(複雑)な展開。5曲目は、中間部のソロピアノがフリーに聞こえるちょっとアグレッシヴな曲。タイトル曲の8曲目もそれに負けず劣らずフリーっぽい。

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