スィート・フォー・トリオ/マーシャル・ソラール
’16年の11月にこのアルバムが出ていたことをつい最近知り、注文しました。自分の中では新しいけど、’77年録音の旧譜です。マーシャル・ソラールとニールス・ペデルセン、ダニエル・ユメールのトリオなら聴いてみたくなるというのは私だけでしょうか。LPでいうところのA面がオリジナルでB面がスタンダードですけど、もう両者の垣根なんてなくて自由に解釈して演奏しています。演奏も曲の中で変幻自在で、ぐるぐると目まぐるしく変わったり、それでいてスーパーテクも出していて、と私にはたまらないアルバムとなりました。こういうのって好き嫌いが分かれそうではありますが。廉価版の限定仕様のようなのですが、まだ残っていて良かった。
スィート・フォー・トリオ/マーシャル・ソラール(P)(MPS)
Suite For Trio/Martial Solal(P)(MPS) - Recorded 1977. Niels Henning Orsted Pedersen(B), Daniel Humair(Ds) - 1. Coming Yesterday 2. No Delay 3. Suite For Trio 4. 'S Wonderful 5. Cherokee 6. Here's That Rainy Day
収録時間は42分。1-3曲目がマーシャル・ソラールの作曲で、4-6曲目がスタンダード。3人とも有名でなかなか硬派なトリオ。ある程度土台がしっかりしているので、フリーに行きそうで行かないアルバム(ピアノは入っているか)。テーマがメカニカルで、時折りベースとのユニゾンを交えながら、アドリブに入るとピアノはより自由に飛翔していく1曲目、少し硬質ながらやや穏やかに、スローで入って組曲のようにいろいろ変化しながら進んでいく2曲目、またここでも割とハードで変幻自裁な展開を見せながら進んでいく3曲目、スタンダード・サイド(LPと考えて)に入っても、なおも自分のペースで演奏を進める4曲目、ベースソロから入り時にゆっくり時に疾走する5曲目、原曲からすると、これもだいぶ自由で変化のある6曲目。(16年11月2日発売)
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