Echo/Paul Bley with Masahiko Togashi
ポール・ブレイも飛び飛びの紹介になってしまいましたが、これは富樫雅彦とのデュオ作。このアルバムはけっこう好きで、以前は何度も聴いていました。ただ、今はなぜか見つからず。やはりフリー的な部分に軸足を置いているアルバムが個人的には好きなようです。それもドシャメシャではなくて、静かな緊張感が漂う場面が多いサウンド。でも、おかしいな。このあたりのアルバム、すでに昔ジャケ写をスキャンしてあるんですよね。かといって、ブログ検索をしても出てこない。どこでジャケ写を使ったんだろうと思います。今、このアルバムが入手しやすいのかどうかは分かりませんけど、機会があったら聴くのもいいかも。
Echo/Paul Bley(P) with Masahiko Togashi(Per)(SME) - Recorded June 10 and 11, 1999. 1. Offhand 2. Noteworthy 3. Highstrung 4. Mispoke 5. Construct 6. Symmetry 7. Light 8. Primitivo 9. Osmosis 10. Indolence 11. Spirits 12. Desolet 13. Makeover 14. Exposures 15. Background 16. Snaps
全16曲中、14曲がポール・ブレイ作で、2曲が富樫雅彦作。ただし名義だけの問題で、富樫の作品は彼のソロ。静かな部分は多いのですが、緊張感あふれる真剣勝負の、完全なるフリー・インプロヴィゼーションの世界。静寂と対峙し、そしてお互いに対峙してこれからどこを目指そうというのでしょうか。この2人だからこそ到達し得た世界なのでしょう。そして、ピアノもパーカッションも音が非常にクリアで良いのです。孤高の2人の、聴く人に緊張感を強いるインプロヴィゼーションゆえ、かなり聴く人を選ぶでしょう。ヴォリュームを大きめにして通して聴いて、どっぷりと浸りたいアルバム。 音の良さゆえに、サウンド的にもひたることができます。個人的には最近のポール・ブレイの作品の中でもけっこう良いと思います。(99年12月1日発売)
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