Double Play/Marc Copland/Vic Juris
マーク・コープランドのギターとの競演作で、スティープル・チェイスからの2枚目。共演者とレーベルのせいか、けっこうオーソドックスにも聴こえますが、やはり彼のピアノは繊細だなあと思わせる1枚。このあたり入手可能性はどうなのか、とか、ストリーミングについては調べていませんが、とりあえず手元にあるものを順番に紹介していってます。もう少し後の年代になるとPirouetレーベルからの発売(その時は専属になったか)になるアルバムが多いのですが、いろいろなところから出ている時期が今までブログでは手薄だったというわけ。今日のアルバム、スタンダード多めで、そういう面からも楽しめます。
Double Play/Marc Copland(P)/Vic Juris(G)(Steeple Chase)(輸入盤) - Recorded March 2001. - 1. Who Can I Turn To? 2. I Loves You Porgy 3. Dark Territory 4. Stella By Starlight 5. Vaults 6. Jive Samba 7. I Concentrate On You 8. Blackbird 9. Twenty Five 10. Con Alma
(02/06/01)ピアノとギターのデュオでオーソドックスなノリのアルバム。このレーベルらしく、素朴な雰囲気。スタンダードなどが中心で、2人のオリジナルが3曲入っています。1曲目は楽しげなギターで、ウキウキした感じではじまります。一転、2曲目は優しげな展開に。2人ともやや内向的なサウンドでもあります。そして、薄暮のリリシズムとでも言うべきマーク・コープランド作の3曲目、意外にスリリングなサウンドの4曲目、静かで思索的なオリジナルの5曲目、ナット・アダレイ作にしては繊細な感じの6曲目、メロディが気持ち良く頭に入ってきて少々渋めな7曲目、ビートルズ作をデュオでややドラマチックに料理した8曲目、スリリングな展開のオリジナルの9曲目、シットリ系ボッサの10曲目。 やっぱりピアノは繊細。
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コメント
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工藤さん,おはようございます。
このアルバム,いいですよねぇ。穏やかな対話って感じで好きなアルバムです。
私はこのアルバムをVic Jurisの追悼記事として取り上げましたが,そこにも書いた通り,ジャケがもう少し気の利いたものであれば,このアルバムのイメージは更によくなったと思うんですけど...。まぁ,ここに収められた音楽は素晴らしいですね。
ということで,当方記事のURLを貼り付けさせて頂きます。
https://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2020/05/post-1822bf.html
投稿: 中年音楽狂 | 2022/04/16 08:20
>中年音楽狂さん
おはようございます。
この時期、いろいろなレーベルから出ていて、結局ストリーミングのリストを見てみると買いもらしたアルバムがまだまだあるのですが、これは大きいCDショップの店頭で見つけたものだと思います。こういう競演もあるのだなあ、と思いつつ、なかなかいい感じで聴けました。ジャケットはスティープル・チェイスだと(笑)、こんなものかなあ、という感じではありますね。
投稿: 工藤 | 2022/04/16 10:08