Evidence Of Things Unseen/Michael Cain
マイケル・ケインのソロ・ピアノのアルバム。最初CDの現物が見つからず、ストリーミングにもないし、どうしようかと思っていたところでやっとCD棚の奥から探し出しました。所有CDの年代的には奥に整然と並んでいるはずだったのだけど、邦題が背に書いてあったという誤った記憶でてこずってしまいました。こういう世界はもう彼独自のピアノで、けっこう面白いとは思います。割とクラシック的にも聴こえますし、完全即興なのかどうかは分かりませんけど。今ではこのレーベルのCD、なかなか探すのが難しいとは思いますが、それでも検索するとメルカリでそんなに高くなく売られていたりしていましたね。
Evidence Of Things Unseen/Michael Cain(P)(M・A Recordings) - Recorded December 1994. - 1. The Evidence Of Things Unseen 2. All My Life 3. Maria Becomes Rotwang's Prisoner 4. Home Continuity 5. Kobe 6. Maria And Rotwang Struggle 7. Maria Dances Her Freedom 8. Memoria 9. TalkSpeak
邦題「見えざる物の証明」。ソロ・ピアノの世界です。マイケル・ケインの持つクラシック的な側面も、ジャズだけではなく、出ています。黒っぽさの薄められている世界。激しく弾かれているのに、なぜか知的な方向に走っていくピアノの1曲目、淡色系で叙情的なメロディのバラードが心に語りかけてくる2曲目、現代音楽的な速いパッセージ、そして沈静していく3曲目、明るい雰囲気で分かりやすいはっきりとしたサウンドを伝えてくる4曲目、音数少なく、クラシックのように、おそらくはレクイエムであるメッセージを持つ5曲目、多い音数の中からエキゾチックさが浮かび上がる6曲目、微妙な音使いでだんだんと曲を組み上げていく7曲目、しっとりとメロディを歌い上げていく8曲目、急速調ではじまりゴスペルタッチになる9曲目。
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