Party!/Real Book
あと1枚だけ、クリヤ・マコトがプロデュースをしたJ-POPのアルバムというのがありまして、個人的にはけっこう気に入っていたんですけど、アマゾンの評価ではちょっと厳しいなあ、という感じもします。これは私がアマチュアバンドで作詞作曲を何曲かやっていたその20年後の話ですけど、おおむね歌詞についてはフィーリングで作っていて、それにフュージョンっぽいメロディとアレンジをのっけて歌うというのはけっこう多かった時代だったのでは、と思います。大御所の人たちも、考え抜かれた歌詞なのか、その人の個性でパッと作ってしまえるのか、なかなか分からないものです。あまり売れなかったようではありますが、個人的には気に入ってます。
Party!/Real Book(Jroom) - Released 2003. Real Book [Hanako Suenaga(Vo), Mitsuhiro Mitsuda(P)], Makoto Kuriya(Prog, P), Ryuta Sakamoto(B), Yoshio Kishida(Ds), Hideki Ikeuchi(G), Ken Ota(As), Andy Wulf(Ts, Fl), Tea-Tee Brenda(Cho), Vaughn A.Roupe(Cho), Argie Phine-Martin(Cho), Hajime Kodama(Cho), Eric Miyashiro(Tp), Eijiro Nakagawa(Tb), Gen Ittetsu(Vln), Cruster Kimura(Vln), Masahiro Itami(G), Heil Stanaker(Flh), Koichi Osamu(B) - 1. 満月の下のパーティー 2. Distance 3. Sunnyside 4. tea For Two 5. So In Love 6. アイタイナ 7. Chuo Freeway 8. Tokutou-seki 9. Why Not? 10. Blue Moon
2人のコンビは大学のジャズ研出身で、2人ともピアニストだったとの事ですが、出来上がってきたファーストアルバムはジャンル分けではJ-POP。4ビートなのは最後の曲のみで、フュージョン的な高度なコード進行やアレンジなどをさりげなく内包しつつ、都会的な上品さとノリの良いJ-POPに仕上がっています。ヴォーカルはユーミンを連想させるようにみえて実は若い個性が出ています。サウンドのセンスが良いのはプロデューサーがクリヤ・マコトだからかも。7曲目が松任谷由美の「中央フリーウェイ」で、曲のインパクト(メロディの強度)はやはり、この曲が1番かなあ、という気も。でも他のオリジナル曲もけっこう良いなあ、と思ってしまいます。ノリが私好みのサウンド。もちろん4、8曲目のようなバラードもいい感じ。(03年10月8日発売)
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