Concerto For Piano And Orchestra/Suite For Piano, Strings And Harp/Caribe/Michel Camilo, Leonard Slatkin, BBC Symphony Orchestra
ミシェル・カミロのクラシックアルバム。一定のミュージシャンはクラシックの作曲をしたりすることが目立ちますが、彼もその一人。特にピアニストだと挑戦してみたい、ということが多いのでしょうね。でも、正統派というよりは、ピアノが譜面通りだったとしても、彼の個性が出ているので、逆に彼しか弾けないクラシック曲になっているのでは。2曲目の方はジャズのアルバムで既出の曲が多いので、そういう意味でも、果たしてクラシックに入れていいのか、という感じもしますけど。のちに「ラプソディ・イン・ブルー」のアルバムも作っている(ブログにアップ済み)ので、やっぱり単なる趣味を超えた入れ込み、ということは言えるかと。
Concerto For Piano And Orchestra/Suite For Piano, Strings And Harp/Caribe/Michel Camilo(P), Leonard Slatkin(Cond), BBC Symphony Orchestra(Telarc) - "Concerto For Piano And Orchestra" 1. Religiosamente - Allegretto - Allegro 2. Andante 3. Allegro "Suite For Piano, Strings And Harp" 4. Tropical Jam 5. Tango For Ten 6. In Love 7. Journey 8. Caribe(Improvisation For Solo Piano)
このアルバムは「協奏曲/器楽曲」で完全にクラシックのジャンルになっています。全てミシェル・カミロの自作。1曲目「ピアノとオーケストラのための協奏曲」は完全にクラシックなので、私にとってはどこを聴いてよいのか少々戸惑う部分があります。ただ曲調はクラシックながらラテン系というのかカリブの要素が場面によっては充満していて、なるほど彼らしいなあ、という感じではあります。2曲目「ピアノ、ストリングスとハープのための組曲」はジャズのアルバムで既出の曲(組曲の4曲のうち3曲)が多く、聴いたことがあるメロディ。ゴキゲン系な曲もあります。そして3曲目はソロピアノによる「カリベ」で、こちらはインプロヴィゼーション。こちらはいつもの彼らしいラテンタッチの演奏。 やっぱりジャズファンには3曲目か。(01年12月21日発売)
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