Misha's Wishes/Misha Tsiganov
Criss Crossの新譜が届いたので、先に聴きます。このアルバム、1月末発売予定だったのに、1か月半以上待っても入荷せず、他の通販で値段は多少高くなったけど在庫があったので乗り換えました。遅れたのはリーダーがロシア人(またはロシア系?)だったからではないか、なんて変な勘繰りを入れてしまいますが、内容はメンバー含め良かったです。1曲目でオーソドックスに行くと見せかけて、実際は変拍子やら複雑な感じのアレンジとかを織り交ぜて、聴いていくうちに印象が変わりました。やっぱりフロントの2人の管がいいですねえ。メンバーが全員いいですけど、特に今回はそれを感じました。
Misha's Wishes/Misha Tsiganov(P, Key)(Criss Cross 1409)(輸入盤) - Recorded September 9, 2021. Alex Sipiagin(Tp, Flh), Seamus Blake(Ts), Boris Kozlov(B), Donald Edwards(Ds) - 1. Fire House 2. Strike Up The Band 3. Misha's Wishes 4. There Was A Birch Tree In The Field, So What 5. Lost In Her Eyes 6. Just A Scale 7. Give Me Five 8. Hope And Despire 9. Comrade Conrad 10. Are You With Me
(22/03/21)収録時間は66分。ガーシュイン作の2曲目、ロシア民謡の4曲目、ビル・エヴァンス作の9曲目の他は、全曲Misha Tsiganov作。すごいメンバー。ピアニスト(時にローズを使用)としても上手いし、曲もややオーソドックスな雰囲気かと思ったらところによりけっこう凝っていて、変拍子もあったり革新的な部分もある上に、今っぽい感じを付け足す感じで、なかなか渋い演奏を聴かせてくれます。これはフロント陣の影響もあるかと。それと、ミシャ自身のテーマのホーンアレンジも少し淡白でいい感じ。その凝り方は4曲目に表れています。皆演奏はいいけど、ホーンの2人のアドリブが輝いている感じも。他人の曲と自作曲の間の垣根が低いのもいい。3曲目のタイトル曲はドリーミングなサウンド。5曲目はソロ・ピアノ。
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