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2022/03/26

Antitheses#2/Makoto Kuriya

Kuriyaantite2クリヤマコトのアニメでのジャズ路線での2枚目。この後、彼は何枚かこの路線で、レーベルをかわってもアニメ(特撮ものなども含む)を題材にアルバムを出していくのですが、それがジャズ周辺というか、アニメの層にまで購入層が広がった、という見方もできそうですね。今ではアニメのジャズアレンジ、けっこうあちこちで見かけるし、ラスマス・フェイバーのようにジャズミュージシャンとしてもアニメの方から有名になっている人もいるくらいですし。そういうアニメジャズの火付け役の一人でした。アドリブの部分だけ切り取ってみると、一流のジャズ(あるいはフュージョン)になっているのが見事です。

 

Antitheses#2/Makoto Kuriya(P)(Paddle Wheel) - Recorded February 25, 26 and March 9, 1999. Koichi Osamu(B), Masahiko Osaka(Ds), Yoshio Kishida(Ds), Neil Stalnaker(Tp, Flh), Andy Wulf(Ss, Ts), Ittetsu Gen(Vln) - 1. Eclipse(Prologue) 2. Kyomo-Dokokade-Davilman 3. Theme Of Lupin 3rd-#2 4. The Galaxy Express 999 5. Twinkls(Monologue) 6. Zankokuna-Tenshi-No-Thesis 7. Tank! 8. Cobra 9. Cat's Eye 10. Poplar-Dori-No-Ie 11. Kiseki-No-Umi 12. Satellite(Epilogue)

ジャズのアニメ曲集第2弾。前回発売された「アンチテーゼ」はけっこう売れたらしい。購入層は20-30代のあまりマニアックでないジャズファンが多かったそうです。基本はピアノトリオで、様々なアレンジが施されていますが、特にピアノが非常に高度なことをやっているような気がします。例えば3曲目、ルパン三世のエンディングテーマで、反復するリズムにのって後半に非常にアグレッシヴなフリーっぽいピアノが展開されますが、これが破綻せずに聴き流せてしまうのは、やはりただ者ではない証拠かも。7曲目もカッコいい。他にもデビルマン、銀河鉄道999、エヴァンゲリオンなどの曲がありますが、あまり先入観に惑わされない方が。これだけ良質のジャズから入っていける人は幸せかもしれません。(99年5月28日発売)

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