Back Hand/Keith Jarrett
キース・ジャレットのリーダー作で、これまた後から国内盤で出たもの。インパルスの作品は、先に出たのが5枚ほどで、どうも人気に温度差があるようにも感じます。それがゆえにこれが’01年になって後から出たものと思われます。相変わらずCDを探せないで、ストリーミングで聴いていますが、確かにこのクァルテットの重々しいイメージからは少し離れた感じの1、4曲目で、なるほどなあ、と思わないでもないですけど。ただキースに関しては、名作だけではなくていろいろと聴いてみたかったので、このアルバムが発売されたときは、発売日に買っていたと思います。それにしても、ブログ未掲載のアルバムはこれとあと2枚、今しばらくお付き合いください・。
Back Hand/Keith Jarrett(P, Fl, Per)(Impulse) - Recorded October 9 and 10, 1974. Dewey Redman(Ts, Musette), Charlie Haden(B), Paul Motian(Ds), Guilherme Franco(Per) - 1. Inflight 2. Kuum 3. Vapallia 4. Backhand
全曲キース・ジャレットの作曲ですが、彼のさまざまな面が曲ごとに出ていて面白い感じではあります。1曲目は軽快かつスピーディーに疾走する明るい曲で、なおかつやや混沌ぎみの彼らの独特なサウンドもエッセンスとしてあるような仕上がり。快調快調。2曲目になるとピアノがなくなって、パーカッションや民族音楽調のエキゾチックな雰囲気になり、11分間も、この危なげな調子で淡々と進んでいきます。3曲目はゆるいテンションのバンドサウンドが、あちこちにメロディアスな要素がちりばめられていて、けっこう美しい。 中間部でゆるくボッサの部分が入っているバラード。タイトル曲の4曲目は8ビートと言うのかジャズロックと言うのか、印象的なテーマのメロディでしかも明るめにこれまた突き進んでいきます。(01年12月21日発売)
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