Lights Of Red Island/Dan Cavalca
イタリアからのCDです。このあたり、日本ではCDが流通していないのですが、ストリーミングでは聴くことができるようになっていたので、だいぶ便利な世の中になっていますね。さてDan Cavalcaは、Claudio Scorali Projectの一員なのですが、今回過去の曲などを中心にソロでアルバムを作っています。クレジットを読み切れなかったせいか、完全にソロの多重録音なのか、例えばゲストにトランペットを迎えているのかは分かりませんでしたけど、その音世界はいかにもイタリアの音楽、という感じで、ジャズやフュージョンの枠を超えて、クラシック的なものやロックなどの要素も感じることができて、このあたりやはり現在進行形の音楽だな、と感じました。
Lights Of Red Island/Dan Cavalca(Ds, Key, Synth)(Principal Records)(輸入盤) - Released 2021. - 1. Colors Of Red Island 2. Movement Inspiration 3. Variation Of Movement 4. Dialogues Night 5. Earth Dances Explosions 6. Improvised Sentimental Song 7. Electric Light Over Water 8. Emotion Appearance 9. Winds Of Metamorphosis 10. Infinite Silence 11. Cold Landscape 12. Hymn Of The Inventions(Bonus Track)
(22/03/12)原曲はClaudio ScoraliとDaniele Cavalcaの合作。収録時間は39分。Claudio Scorali Projectで演奏した曲を、Dan Cavalcaのソロの多重録音で再現したアルバムということのようです。イタリアのロックに近いような印象を受けましたが、メロディアスでそれなりに哀愁もあって、いわゆるテクノ的な面白さもあります。過去のアルバムをモチーフに彼のソロ・プロジェクトとして再現して見せたとのことですが、トランペットの音も入っていて、それがサンプリングなのか、ゲストの録音なのか。ジャズやフュージョンという枠を超えての演奏は、興味深いです。そしてある意味ヒーリング・ミュージックにつながるところもあって、その曲のつながりにもドラマ性を感じます。ジャンルの枠を超えて楽しめるアルバムだと私は思います。
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