Birth/Keith Jarrett
このアルバムのみ、あまり有名ではないレーベルからの再発なんですが、その理由等は、ライナーにも書いてなかったです。そして、リリース年しか書いてないのですけど、おそらく’71年の録音で、デューイ・レッドマンが参加した初のアルバムということをライナーには書かれてました。それでも、イメージ的には後年のクァルテットのイメージにはあまり近くなくて、それぞれのメンバーが曲によっていろいろな楽器(パーカッションなど)を使っていたり、2曲目はエフェクターの効いたキーボードを使っていたりと、実験的な部分もあるようです。まあ、こういうごった煮的なのも彼の特徴ではありますので、それを好きになるかどうかは、聴く人次第ということになるでしょうか。
Birth/Keith Jarrett(P, Per, etc)(Wounded Bird) - Released 1972. Dewey Redman(Ts, Per, etc), Charlie Haden(B, Per, etc), Paul Motian(Ds, Per, etc) - 1. Birth 2. Mortgage On My Soul (Wah-Wah) 3. Spirit 4. Markings 5. Forget Your Memories (And They'll Remember You) 6. Remorse
邦題「誕生」。全曲キース・ジャレットの作曲。全員がさまざまな楽器を担当するのも特徴。1曲目は牧歌的な美しいメロディのタイトル曲。2曲目はワウワウ(エフェクター)ををかけてジャズロック的な曲調。さまざまな楽器その他のパーカッションやヴォイスなどを使って表現されるフリー・インプロヴィゼーションと思われるエスニックな世界の3曲目は、不定形な出だしから、ラストのピアノで安定した境地へと導きます。わずか37秒のピアノとクラリネットのデュオの小品の4曲目、ややもするとバラバラになりそうなテンポで、ねばりけのある自由なビートが印象的な5曲目。これまたフリー・インプロヴィゼーションと思われる6曲目はキースのバンジョーも出てきて、何と11分台の大作。ただ、やはりマニア向けだとは思います。(01年6月15日発売)
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