You Are So Beautiful/Yoshiko Kishino(木住野佳子)
木住野佳子の4枚目。実はこの頃各ホームページのメンバー5人で「ゴールドディスクを斬る」というクロスレビューをやっていて、その時に取り上げたアルバムで、この時彼女の初聴きだったのですが、このアルバムが気に入ってしまい、さかのぼったりその後も新譜が出たら買うピアニストになってしまいました。もちろんこれはゴールドディスクで、ビル・エヴァンスの特集のアルバムというのも良かったですね。当時はエヴァンスのアルバムをまだよく聴いていた頃になりますし。ベースととラムスは2組参加していますが、メンバーチェンジして3通りの組み合わせで演奏しています。日本人ですがけっこういい演奏をしています。
You Are So Beautiful/Yoshiko Kishino(P)(GRP) - Recorded December 16-18, 1998. Mitsuaki Furuno(B), Yasushi Ichihara(Ds), Daiki Yasukagawa(B), Tappi Iwase(Ds) - 1. Israel 2. Tenderly 3. Autumn Leaves 4. The Days Of Wine And Roses 5. Waltz For Debby 6. O Grande Amor 7. Here, There And Everywhere 8. April In Paris 9. Here's That Rainy Day 10. Easy To Love 11. You Are So Beautiful
ビル・エヴァンスの愛奏曲やスタンダードを中心に、良い曲が多い。1曲目「イスラエル」で始まり、帯にもあるようにビル・エヴァンスの影響が強いのかと思いきや、フレーズや盛り上げ方はもうちょっと豪快なイメージ。有名な3曲目「枯葉」でも意表をついたテーマのアレンジ。5曲目「ワルツ・フォー・デビー」ではテーマなどで変拍子(3+3が2+3になっている)を絡めて演奏しているあたりやっぱりただ者ではない。この曲でもしっかり盛り上げてしまいます。やや静かな4曲目、7曲目、11曲目、ボサノヴァ調の6、9曲目などもあり。ソロには無駄がない。収録時間は46分台。1曲あたり平均4分ほどと短く、贅肉を削ぎ落として曲を短くまとめているからかも。 時々スリルのあるピアノのフレーズが入ったときに、思わずニンマリ。 (99年3月20日発売)
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