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2022/02/26

Siesta/Yoshiko Kishino(木住野佳子)

Kishinosiesta 木住野佳子のリーダー作。ここでもニューヨーク録音で曲によっていろいろなメンバーが参加していて、やはり日本ジャズにとってはいい時代だったなあ、と思います。ボッサ中心で、演奏もジャジーな感じよりは聴きやすくてシンプルなメロディを前面に押し出している感じで、じっくり聞くというよりは、音楽がそこにあるといいなあ、と思えるようなサウンド。後半に打ち込みの派手めの曲もありますが。彼女の場合、ある時期からそういう方向に来ているなあ、とも思え、これも本人の意向なのか、プロデューサーの意向なのか、とは言うものの、このアルバムはご本人がプロデューサー兼務なので、もう答えは出ていますね。何度でもかけていたいアルバムのひとつです。

 

Siesta/Yoshiko Kishino(P)(GRP) - Recorded June 2002. Romero Lubanbo(G), Marc Johnson(B), Nilson Matta(B), Danny Gotlieb(Ds), Bashiri Johnson(Per), Emiko Shiratori(Vo), URU(Prog), Nahoko Kakiage(Prog) - 1. Siesta 2. The Red Blouse 3. Primavera 4. Antonio's Song 5. So Many Stras 6. Poco Brazil 7. Siesta - Vocal Version 8. Norwegian Wood 9. The Day Will Come 10. Corcovado 11. Mas Que Nada 12. Pray For Them

ボサノヴァの曲を中心に流れていますが、12曲中5曲が彼女のオリジナルです。ジョビン作の2曲目は変拍子もあって面白い展開。3、6曲目のオリジナルはどちらかと言うとニュー・ミュージックのような曲の展開とメロディを持つ曲。8曲目はビートルズの曲ですが、これも自然な流れ。9曲目は珍しくこのアルバムでは盛り上がっています。白鳥英美子が7、10曲目で歌っていますが、実は1、7曲目は同じ曲で7曲目の方がヴォーカル入り。しかも日本語の歌詞です。10-11曲目はプログラミングを使って今風のサウンドに。ただ、ジャズだボッサだと言う前に、トータルで流れている雰囲気は「心地良い音楽」です。こういうサウンドカラーも良い感じ。マーク・ジョンソンは3-5、8-9曲目に参加。(02年9月25日発売)

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