Piano Letter/Hiroko Kokubu(国府弘子)
国府弘子のリーダー作。「ピアノ・レター」のタイトルの通り、ピアノにこだわったいろいろな曲がありますが、こちらも相変わらず聴きやすく、安定の貫禄を見せています。基本はベースとドラムスを加えた編成に、曲によりシンセサイザー、ギター、ホーン、コーラスなどが入ります。さりげなく入ってくる音にはプログラミングのものもあるというのは、やはり時代かなあと思いますね。あとは打ち込みですかね。私のスピーカーも昔に比べて良くなり、そういう効果も前よりは気が付くようになりました。今でこそあまり彼女のアルバムは発売されませんが、当時は毎年のように出ていました。どれもかけていて楽しかったでした。
Piano Letter/Hiroko Kokubu(P)(JVC) - Released 1999. Toshiaki Ohtsubo(Key, Prog), Shigeru Muroi(Vo), Yoichi Yahiro(B), Shuichi "Ponta" Murakami(Ds), Masayuki Muraishi(Ds), Isao Miyoshi(G), Yoichi Murata(Tb), Masatsugu Shinozaki Strings, Yokari Fukuzato(Cho), Keisuke Kojima(Cho) - 1. River Dance 2. Go Go Godzilla 3. For Your Birthday 4. Sakura-Dayori 5. Snow White 6. Azzurro Fantasia 7. The Stranger 8. Across The Miles 9. Wasurenai-Yo 10. Sekai Wa Melody 11. See You Soon
けっこう聴きやすくてポップなアルバム。それでいて随所にこだわりが感じられます。 タイトルの通り、「ピアノの手紙」の雰囲気が全編に出ています。1曲目はプログレッシヴ・ロックへの憧憬さえ感じられるドラマチックな曲。一転2曲目のロック寄り、3曲目の打ちこみサウンドあり、と、バラエティに富んでいます。ドラムの参加は計4曲のみ。日本人の感性に触れそうな4、9曲目、静かに流れる5曲目、渋めのグルーヴが心地よい6、8曲目、ビリー・ジョエル作の7曲目。やっぱり日本人には日本人のフュージョンか。そして10曲目はNHKの「みんなのうた」でも流れた室井滋のかわいらしい(?)ヴォーカルの曲。これだけ異色かもしれませんが、これはこれで楽しい。ピアノソロの短いゴキゲンな11曲目で幕を閉じます。(99年11月20日発売)
« Memories Of Bill Evans - A Tribute To Bill Evans | トップページ | Moments/Hiroko Kokubu(国府弘子) »
「音楽」カテゴリの記事
- タワー限定の「プラグドニッケル1965/マイルス・デイヴィス」ハイブリッドSACDが中古で届く(2024.10.29)
- オランウータン/鈴木勲カルテット+2(2024.10.28)
- ミスター・ワンダフル/細川綾子(2024.10.27)
- ガール・トーク/ヤマ&ジローズ・ウェイヴ(2024.10.26)
- The Way/Joachim Kuhn French Trio(2024.10.24)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- Echoes And Other Songs/Mike Stern(2024.09.19)
- Opera 8/Claudio Scolari Project(2024.05.10)
- The Third/Plastic Dogs(2024.05.06)
- ジルベルト・ウィズ・タレンタイン/アストラッド・ジルベルト(2024.03.19)
- ボルチモア/ニーナ・シモン(2024.03.17)
« Memories Of Bill Evans - A Tribute To Bill Evans | トップページ | Moments/Hiroko Kokubu(国府弘子) »
コメント