The Montreal Tapes/Charlie Haden With Geri Allen And Paul Motian
ジェリ・アレンのチャーリー・ヘイデンのトリオ参加作4作目、今日のモントリオールシリーズは、ヘイデンがいろいろなメンバーでライヴを行い、わずか数日という短期間で何枚もアルバムが出ています。こういう1つのライヴで、毎日のように音源が出てくるのも珍しいですね。これはそのひとつ。ジェリも初リーダー作が’84年録音なのに、それから5年で、もうこのメンバーでの演奏でもぴったりのトリオになってしまうほどに貫録があります。幾分フリーにも振れていますが、あまりそっち方向に走るわけでもなく、なかなか塩梅のいいトリオの演奏を聴かせてくれます。グループとしては組んでいないので、こういうことってなかなかないですよね。
(追記)「【1/19新譜】LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD Unissued Tracks(選曲/監修:大西順子) : ジェリ・アレン,チャーリー・ヘイデン,ポール・モチアンによる伝説のトリオ、90年の傑作ライヴの未発表トラックを発掘!大西順子による選曲&ジム・アンダーソンのミックス&マスタリングにより、30年の時を経て蘇る 」 と実にタイミングよく、このメンバーのアルバムの発売情報が出ました。レーベルはSomethin'coolです。
The Montreal Tapes/Charlie Haden(B) With Geri Allen(P) And Paul Motian(Ds)(Verve) - Recorded July 1, 1989. - 1. Blues In Motian 2. Fiasco 3. First Song 4. Dolphy's Dance 5. For John Malachi 6. In The Year Of The Dragon
邦題は「ライヴ・アット・モントリオール3」。オリジナルのみの構成 で、メンバーがそれぞれ2曲ずつ提供しています。他のアルバムでもおなじみの曲ばかりなので、どういう風に違う演奏なのか聴き比べをしてみるのもおもしろいかも。やはりこのメンバーでの演奏は非常にインパクトの強い演奏です。オーソドックスなブルースにも聞こえる1曲目、フリーのようでいて統制がとれているようにも感じる2曲目、哀愁漂うメロディアスな渋めの3曲目、タイトル通りの雰囲気の4曲目、やはり美しいメロディで語りかけるような5曲目、メロディが印象的なけっこう渋めのアプローチの6曲目。 個性的な3人が集まって演奏するとこうなる、という演奏を満喫できます。個人的にはこのシリーズの中では一番興味があるメンバー。
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