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2022/01/24

No Room For Argument/Wallace Roney

Wallacenoroom 今日でジェリ・アレンの参加作もひと区切り。まだブログにあがってない参加作もありますが、ホームページで特集を組んだ他のミュージシャンのリーダー作はそこでまた取り上げたいと思います。もう18年近くもブログと付き合っていても、それ以前のアルバム、けっこう多いものですね。あと1-2年はこのネタで持つんじゃないかな。今日のウォレス・ルーニーのアルバム、「ゴールドディスク」なんですよね。ラップっぽい1曲目もあるし。その是非はともかく、当時は売れたと思います。レーベルも移籍しています。ここにジェリが参加するのは当時はもうウォレスと夫婦関係になっていたと思うので、当然かと(もう一人、アダム・ホルツマンがいますが)。実はこれも現物が見当たらず、ストリーミング聴き。

 

No Room For Argument/Wallace Roney(Tp)(Stretch) - Recroded March 31 - April 3, 2000. Wallace Roney(Tp), Steve Hall(Ts, Ss, Bcl), Antoine Roney(Ts, Ss, Bcl), Geri Allen(P, Synth), Adam Holzman(P, Org, Synth), Buster Williams(B), Lenny White(Ds), Val "Gelder" Jeanty(Prog) - 1. No Room For Argument 2. Homage & Acknowledgement (Love Supreme/Filles De Kilimanjaro) 3. Straight No Nothing 4. Metropolis 5. Christina 6. Neubeings 7. Cygroove 8. He Who Knows 9. Virtual Chocolate Cherry 10. Midnight Blue 11. Portia(Bonus Track)

完全なラップの曲ではないにしても、1曲目は今ふうのサウンド。2曲目は、一発もののリズムの上に複雑なハーモニーがかぶさっていい感じ。3曲目も自由度の高い演奏。ただセルフ・プロデュースということもあってか、4-5曲目は時代がさかのぼるので焦点が絞り込めず、余計だったんではないかとの印象。6曲目は複雑なテーマですが、変化に富んでいてノッています。ドコドコいうビートが心地よい7曲目、リズミカルで進行の印象的な9曲目。8曲目も渋いところを見せてくれます。奥の方でドコドコと鳴っているドラムスを前面に出して、どうだ、ミレニアムファンクで勝負するぜ、という部分も欲しいか。類似のサウンドを演出しているアルバムが今の時代あまりないので、貴重かも。本来ラストの10曲目が美しく響きます。(00年10月25日発売)

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