Home Grown/Geri Allen
ジェリ・アレンのリーダー作の2日目。と言いつつ、このあたりを聴いている人はあまりいないだろうことが想像されます。のちにVerveとかTelarcとかSomethin'elseとかから発表する頃に比べれば。それ故に、あえてこういうアルバムもあったよ、と書くことも必要なのかと。彼女ももう他界してしまい、新譜を聴くことができないし、あまりリーダー作の多い人ではなかったので、1枚1枚紹介していく必要はあるのかもしれません。ただ、調べたらストリーミングでこのあたりのアルバムも聴けるので、そんなに探すのには不便はないかなあと思います。とにかく、この個性的なソロ・ピアノは、説明が難しいので、まずは聴いてみては。収録時間は43分。
Home Grown/Geri Allen(p)(Minor Music) - Recorded January 1985. - 1. Mama's Babies 2.Bemsha Swing 3. No More Mr. Nice Guy 4. First Black Man...M.O.P.E. 5. Round Midnight 6.Blue 7. Alone Together In The Same Room 8.Home Grown
ピアノ・ソロ集。8曲のうちセロニアス・モンク作の2曲を除いてオリジナル。ソロで余計に目立ったのですが、非常に個性の強いピアノでビックリしました。当時は基本的にはフリー系の弾き方 のようですが、その反面メロディアスでもあり、そのフレーズは独特。1曲目からギョロンギョロンとイントロがはじまり、弾むテーマ。超個性的。2、5曲目のモンクの曲で は、タイプは多少違っていても、やはり現代版モンクを連想させるようなタッチ。フレーズにけっこうトンでいる部分が多いです。メロディとフリーが交錯する8分台の3曲目、3拍子で独特なリズムとメロディの4曲目、完全フリーの曲と言っていい6曲目、間を生かした7分台の7曲目。8曲目は7拍子のこれまた弾むピアノ。 とにかく個性でせまってくるアルバム。
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