Segments/Geri Allen, Charlie Haden, Paul Motian
ジェリ・アレンのトリオ第3作。DIWレーベルからの発売だからかどうか、ジェリの名前が先頭になってますね。2作目はすでにブログにあげていて、同じ’89年録音の「In The Year Of The Dragon」(JMT)です。今日のアルバムの収録時間は48分。他のアルバムよりも、フリー度が高めなような気がしてます。また、このメンバーでの5作中、3作が’89年の録音になっています。セッション的なグループとして、一気に音源が録音された格好です。DIWレーベルは今集めるとなると難物で、廃盤になっているし、ストリーミングの配信も、知る限りはやってないはずです。発売元がディスクユニオンなので、もう少し頑張ってもらってもいいのでは、とも思うのですが。
Segments/Geri Allen(P), Charlie Haden(B), Paul Motian(Ds)(DIW) - Recorded April 6-8, 1989. - 1. Law Years 2. You'll Never Know 3. Marmaduke 4. Cabala/Drum Music 5. Home 6. I'm All Smiles 7. Segment 8. La Pasionaria 9. Rain
トリオ第3作。こちらはチャーリー・ヘイデンがある程度前面に出ている気がします。 メンバーによるオリジナルは9曲中4曲で、うち2曲はポール・モチアン作。オーネット・コールマンやチャーリー・パーカーの曲やスタンダードが半分以上を占めていますが、フリーっぽくなる部分があったりと、トリオによる自由奔放な演奏が繰り広げられています。とにかくネバりまくる1曲目、バラードでベースのテーマが渋い2曲目、けっこうノリの良い3曲目、フリーっぽくてエキゾチックな4曲目、牧歌的にゆったりと絡み合う5曲目、オーソドックスに響く6曲目、タイトル曲は重量級でメロディアスな7曲目、言わずもがなの哀愁漂う名曲の8曲目。9曲目がけっこう美しく静かな曲で幕を閉じます。 なかなか味のあるメンバーです。
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