The Printmakers/Geri Allen
ジェリ・アレンはブログ以前の時期、M-BASE出身のミュージシャンをまとめてアルバムコメントの手直しをやっていた時に、途中で行き詰ってしまったため、中途半端にブログに掲載されているミュージシャンの一人です。リーダー作は区別がつくとは思いますけど、サイド参加作までは探しきれるかどうか。このアルバムのレーベルはマイナー・ミュージックという小さいレーベルですが、当時はこういうアルバムも国内盤で出されていたんです。録音が’84年でまさにその後CDの販売が増え続けている時期。今見直すと、このアルバム、メンバーもいいし、マニアックなところもあって、けっこう興味深いし面白いですね。収録時間は41分。全曲彼女の作曲。今はストリーミングでも聴けます。
The Printmakers/Geri Allen(P)(Minor Music) - Recorded February 8 and 9, 1984. Anthony Cox(B), Andrew Cyrille(Ds, Per) - 1. A Celebration Of All Life 2. Eric 3. Running As Fast As You Can...TGTH 4. M's Heart 5. Printmakers 6. Andrew 7.When Kabuya Dances 8. D And V
ジェリ・アレンのファースト・アルバム。印象としてどちらかというとフリーっぽいかなと思う部分と、メロディアスな部分が混在しています。メロディーだけでなく、ピアノを弾くリズムというか、間が大変個性的で、今までになかったタイプのピアニストという事をうかがわせます。 ここで感じた個性が、その後大きく花開いていくことになります。パーカッションではじまりピアノもパーカッシヴで躍動的な1曲目、叙情的な世界が広がる2曲目、フリージャズの3曲目、個性的なピアノソロの4曲目、きっちりしたテーマとアドリブパート、フリー部分を行きつ戻りつ変幻自在のタイトル曲の5曲目、何となく荘厳なイメージを持つ6曲目、やはりパーカッシヴで軽快なピアノソロの7曲目。8曲目の短いバラードで幕を閉じます。
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