More Than You Know/Hiroko Kokubu(国府弘子)
’99年から’04年までの間にまとめて聴いた(というよりホームページにアップしたのがこの時期)ミュージシャンの中に国府弘子がいます。実は高校の時の先輩で(面識はありませんでしたが)、そういう意味でも、追っかけていたんだと思います。ある時期まで、けっこうな枚数のアルバムが出ました。今日のアルバムは編成はジャズなのだけど、曲のジャンル分けとしてはフュージョンの曲の方が多めか。収録時間は46分。当時のデジタル技術が不十分だったのかどうか分かりませんが、初期のものはその後のベストアルバムには出てきませんし(記憶では録音し直しだったような)、ストリーミングでも聴けない状況のようです。10数枚あるので、連続して出てくるのはちょっときついかもしれませんけど、ブログへの移植プロジェクトなので。
More Than You Know/Hiroko Kokubu(P)(JVC) - Released 1987. Ikuo Sakurai(B), Motohiko Hino(Ds), Toshiyuki Honda(Ss) - 1. Barcarolle 2. Shadow Puppet 3. Rain Dance 4. A Night Affair 5. Lady Moonlight 6. From Shade To Sunlight 7. What's A Apecial Evening Without A Little Magic 8. I'll Be With You, Sometime 9. The Great Escape
11曲目以外はオリジナル。編成からするとアコースティックのピアノトリオ(5-6曲目のみサックス参加)なのですが、やっぱりジャズと いうよりは、すでにこの時点から国府弘子サウンドが展開されています。アコースティックなサウンドのフュージョンと言えなくもない感触。1曲目は静かに聴きたい曲。ジャズっぽい要素の2曲目は女性的でカラフルな色合い。と思えばラテンタッチの3曲目、ボサノヴァタッチの4曲目もあったりします。和風で懐かしいサウンドの5曲目、迫力があって疾走する、キメが魅力のカッコ良い6曲目、7曲目もドラマチックな展開。静かな叙情感にひたることができる8曲目、やはりこれもキメが勝負の9曲目。ピアノソロで静かに綴るギルバート・オサリバン作の10曲目で幕を閉じます。
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