Standards/Chick Corea
チック・コリアの「オリジナルズ」と対をなすライヴ・アルバムで、これもゴールドディスク。まあ、同じ月に発売されてはいるのですけど。こちらの方がスタンダードなので、とっつきやすいというのはあるかもしれません。ただ、ソロ・ピアノなので、彼のカチッとした部分は前面に出ているとは思いますけど。こちらの収録時間はもっと長く78分。もうこうなってくると大サービスですね。それでも同時発売だったので、購入した当時も何回かに分けて聴いたような記憶もあります。個人的には「オリジナルズ」も「スタンダーズ」も甲乙つけがたいかな、と思います。彼のピアノが好きなら、機会があったら聴いてみるのもいいと思います。
Standards/Chick Corea(P)(Stretch) - Recorded November 15, 17, 19-20, 28 and 30, 1999. - 1. Monk's Dream 2. But Beautiful 3. Blue Monk 4. Ask Me Now 5. Thinking Of You 6. Yesterdays 7. Dusk In Sandi 8 It Could Happen To You 9. 'Round Midnight 10. So In Love 11. How Deep Is The Ocean 12. Oblivion 13. Brazil 14. Trinkle Tinkle
同時発売の「オリジナル」と対をなす「スタンダード」でのソロ・ピアノ集。78分にわたり、ジャズメン・オリジナルやスタンダード曲を収録。セロニアス・モンク作(1、3-4、14曲目)が割合的にやや多めで、チック・コリアが心酔しているのが分かります。彼が弾くと、モンクの特徴的なところも出ますが、けっこうジャストで端正になってしまう印象も。それがいいのですけれども。バド・パウエルの曲も12曲目にあります。それでも他はスタンダードなので、けっこう安心して聴ける面もあり、ピアノのホールでの反響も良く、割と美しい印象のピアノを聴ける場面も多いです。適度な間と、音の密度の濃い部分があって、長い時間もそれをあまり感じさせないです。ある程度クラシックを聴いているような印象も。それが彼のいいところかと。(00年9月16日発売)
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