SORA/神保彰
例年1月1日に新アルバムが出るのですが(前回は3枚も)、今回は12月22日発売になります、枚数も多いし、1枚1枚必ずしも他と違うというようなアルバムではないので、毎回買おうかどうか迷ってから、結局買ってしまうのですが、比較的聴きやすいサウンドなので、あまり後悔はしていません。今回のこのアルバム、AORを意識したアルバムで、アルバムタイトル「SORA」も、それをもじっているのがなかなかニクいですね。まあ、ドラムスの個人技よりは、作曲も含め、トータルサウンドで聴くアルバムなので、安定感はあると思います。次の発売の時もまた複数枚の発売で、どうしようか迷うことにはなりそうですけど。
SORA/神保彰(Ds)(Electric Bird)
SORA/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2021. Jeff Lorber(P, Key on 1-2, 4, 7, 9), Patrice Rushen(P on 3, 5-6, 8, Vo on 5), Nathan East(B on 2, 4, 9, Vo on 2), Freddie Washinton(B on 5-6, Back Vo on 5) - 1. Sora 2. Antonio's Song (The Rainbow) 3. Pelican Dance 4. Remembrance 5. Forget Me Nots 6. Rising 7. Tighten Up 8. Sentimental Summer 9. Spinning Blue
2、5曲目を除き、神保彰の作曲。2曲目はマイケル・フランクス作、5曲目はパトリース・ラッシェン作。2、5曲目の有名曲はヴォーカル入り。収録時間は41分。AORにフォーカスした曲集ということですが、アルバムタイトルにもそれが入っているのがニクい。曲によってはベースが打ち込みですけど、あまりそれは気にならず。今回はドラムスがリズムをわざと崩すところがあって、ウッときますが、それも特徴か。2曲目の「アントニオの歌」はアレンジもなかなか面白いですが、間奏のスラップのベース・ソロもカッコいい。やはりオリジナル中心で、しかも日本的なメロディも隠さないところは、逆に世界的にはアピールするかも、と思います。ただし、ドラムスはスゴ技をあまり感じさせなくて、脇役になっているのはいつもの感じ。(21年12月22日発売)
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