The Art Of The Saxophone/Bennie Wallace
これもベニー・ウォレスの日本制作盤。サックスの4人のゲストをそれぞれ迎えて、2サックスでの演奏を聴かせるという、日本ならではの企画ですね。ベニーのサックスが個性的なだけに、それぞれのサックスとの共演がけっこう面白く感じます。こういう企画は現時点までにこのアルバムだけだったので、面白いと思います。Denonのアルバムはストリーミングにないんですよね。こういうアルバムもけっこう面白いと思うのですけど。そしてギターのジョン・スコフィールドを含めて、おなじみのベース、ドラムスがサポートしているので、安心して聴けるという面もあったりします。収録時間はこれも61分。
The Art Of The Saxophone/Bennie Wallace(Ts)(Denon) - Recorded February 7-8, 1987. Eddie Gomez(B), Dannie Richmond(Ds), John Scofield(G), Harold Ashby(Ts), Jerry Bergonzi(Ts), Oliver Lake(As), Lew Tabakin(Ts) - 1. Edith Head 2. You Go To My Head 3. Rhythm Head 4. Monroe County Moon 5. Thangs 6. All Too Soon 7. Chester Leaps In 8. Prelude To A Kiss 9. Prince Charles
個性あふれる4人のサックス・プレイヤーがそれぞれベニー・ウォレスと2-3曲ずつ、スリルある共演をしています。1、5、7曲目に参加のジェリー・バーガンジはジョン・コルトレーンに近いものを思い起こさせますが独自なサウンドの感じも。2、6曲目に参加のルー・タバキンが一番オーソドックスでメロディアス(6曲目は何とサックスだけのデュオ) になっています。3、9曲目へ参加のオリバー・レイクはやはりアヴァンギャルド、4、8曲目に参加のアロルド・アシュビーはベテランらしく、何となくベン・ウェブスターを彷彿とさせるようなサックス。それでも一番ベニー・ウォレスの個性が際立っています。また、ほぼ全面参加のジョン・スコフィールドも柔らかいトーンでバリバリ弾いているのがうれしいところです。
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