Change/Chick Corea & Origin
チック・コリアのアルバムで、このあたりから新譜で私にとっての空白の期間(ホームページのアルバムコメント手直しの’99年からブログをはじめる’04年5月)になり、5枚ほどがまだブログに上がってないことになります。チックもエレクトリック・バンドのイメージが強すぎたせいか(あるいはアコースティック・バンド)、このオリジンに関してはあまり聴きこんでなかった可能性があって、当時はあまり印象に残っていなかったかもしれません、でもかなりいいジャズ(いわゆる4ビートジャズではない)を演奏しているし、メンバーとしても今見ると文句なし。だいたい1-2回聴いて文章をアップしていますけど、じっくり聴きこんだ方がいい1枚ではありました。
Change/Chick Corea(P) & Origin(Stretch) - Recorded January 1999. Avishai Cohen(B), Jeff Ballard(Ds), Steve Davis(Tb), Bob Sheppard(Sax, Fl), Steve Wilson(Sax, Fl) - 1. Wigwam 2. Armando's Tango 3. Little Flamenco 4. Early Afternoon Blues 5. Before Your Eyes 6. L.A. Scenes 7. Home 8. The Spinner 9. Compassion (Ballad) 10. Night (Lylah) 11. Awakening 12. Psalm
チック・コリア&オリジンとしては初のスタジオ録音とのこと。3管編成なのでサウンドにも厚みがあります。アヴィシャイ・コーエン作の1曲を除いて、全てチック・コリアのオリジナル。それぞれの曲は 、ジャズ、ラテン、タンゴ、スパニッシュその他さまざまなカラーを持ち、アレンジも個性的で凝っていてなかなか良く(メンバーはけっこう複雑なことをやっているんだろうと思います)、グループとしてのまとまりには素晴らしいものがあると思います。またリハーサルとして演奏されたピアノトリオの9曲目も見事。ただ、私にいまひとつ物足りない部分があるとすれば、それはチック・コリアにしては普通のジャズに近づきすぎて、少々地味かなと思える部分があるからかも。 でも、聴きこむとどんどん味が出てきます。(99年5月21日発売)
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