The Talk Of The Town/Bennie Wallace
ベニー・ウォレスが久々にEnjaに戻ってきました。5年ぶりの新作とは書いてあるけど、同時期に「The Old Songs/Bennie Wallace」(Audioquest)というアルバムを出していて、どっちが先かよくわかりません。The Old Songsの方はだいぶ昔にブログに掲載済みです。ベースとドラムスはこの時期、一緒にやっていたメンバーのようです。1-2、4曲目以外はベニーの作曲ですし、マイペースなことは変わらないのだけど、少し丸くなってきたかなあという印象です。今聴いていても好きなサックスなので、今回、けっこう枚数を紹介していますが、聴き直しても全然飽きないどころか、かえって好きになってます。問題は、今は新作を全然出してないので、今の人気度なんですが。
The Talk Of The Town/Bennie Wallace(Ts)(Enja) - Recorded January 1993. Jerry Hahn(G), Bill Huntington(B), Alvin Queen(Ds) - 1. The Best Things In Life Are Free 2. It's The Talk Of The Town 3. Thangs 4. I Concentrate On You 5. The Picayune 6. It Has Happened To Me 7. If I Lose 8. Blues Velvet
5年ぶりの新作で、ギターを含むクァルテット。オリジナルは5曲。より歌心が増してきた感じがします。1曲目のスタンダードなど、相変わらずボキャッとしたフレーズは出てきますが、けっこうメロディアス。2曲目もスタンダードのバラードで、歌心あふれるサックスやギターが聴けます。どこかで聴いたことがあるようなテーマでノリの良い3曲目、スタンダードで個性とメロディがうまく溶け合ったサックスが聴ける4曲目、何となくモンク的テーマでブルース進行の5曲目、アグレッシヴなテーマやソロのある6曲目、彼自身の作曲による映画音楽の、聴いてゾクッとしたバラードの7曲目。8曲目はテンポのない出だしからやはりモンク的テーマになってちょっと大胆な展開の9分台の曲。ギターはジャズ的ですけれど、なかなかやります。
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