Bordertown/Bennie Wallace
ベニー・ウォレスのBlue Note第2弾で、なぜかこのレーベルではこれで終わり。やはりセールス的にはあまり伸びなかったのか、彼に向いてなかったのか。あまり向いてないとは思いませんでしたけど、ドクター・ジョンのプロデュースというのが彼に向いていたのか、どうか。ロック・ビートの曲が多いのもいいけど、個人的には何だか作られた感が強く感じてます。それでもメンバーが曲によっていろいろ交替するので、予算をかけて作られたものだとは思うんですけどね。収録時間は49分。やはり個人的にはエンヤの方が彼を分かっていたのだなあ、と思えたりもしています。でもこのアルバムも力の入っているのは分かります。
Bordertown/Bennie Wallace(Tp)(Blue Note) - Recorded June 1987. Ray Anderson(Tb), Dr. John(P, Vo), John Scofield(G), Eddie Gomez(B), Herlin Riley(Ds, Per), Chris Parker(Ds, Per), Mitch Watkins(G), Will Lee(B), Alvin Queen(Ds), Jay Anderson(B), Jeff Hirshfield(Ds) - 1. Skanctified 2. Stormy Weather 3. East 9 4. Border Town 5. Bon-A-Rue 6. Seven Sisters 7. Carolina Moon 8. Dance With A Dolly (With A Hole In her Stocking) 9. It's Only A Paper Moon
プロデュースがドクター・ジョンなので、地元ニュー・オリンズの影響がやっぱり強く、前作以上にジャズから離れてロック・ビート的です。1曲目などはその典型的な曲。ゴツくワイルドなテナーです。2曲目はスタンダードですがやっぱり南部の香り。3曲目はビートの効いたやっぱりゴツい演奏。4曲目のタイトル曲はタンゴ風の演奏。カリプソっぽいやはり独特なテーマを持つ5曲目、聴いていてウキウキしてしまう6曲目、ゆったりとしたポップスっぽい7曲目、ドクター・ジョンのヴォーカルによるノリの良いロックの8曲目。9曲目は有名な曲ですが、とにかく明るいリズムにサックス。ジョン・スコフィールドは1-6曲目に、エディ・ゴメスは1-3、5-6、8曲目に参加。ジョン・スコフィールドにブルース魂(?)を見ました。
« Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask | トップページ | The Talk Of The Town/Bennie Wallace »
「音楽」カテゴリの記事
- Fun One/Oz Noy(2024.12.04)
- Solid Jackson/M.T.B.(2024.12.03)
- Better Angels/Peter Bernstein(2024.12.02)
- The Old Country/Keith Jarrett/Gary Peacock/Paul Motian(2024.12.01)
- ’24年の私的ジャズベスト3(2024.11.21)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Fun One/Oz Noy(2024.12.04)
- Solid Jackson/M.T.B.(2024.12.03)
- Better Angels/Peter Bernstein(2024.12.02)
- The Old Country/Keith Jarrett/Gary Peacock/Paul Motian(2024.12.01)
- ’24年の私的ジャズベスト3(2024.11.21)
« Lask 2: Sucht +Ordnung/Ulrich P. Lask | トップページ | The Talk Of The Town/Bennie Wallace »
コメント