Live At The Public Theatre/Bennie Wallace
ベニー・ウォレスの2作目。メンバーも1枚目と同じだし、録音日もそんなに離れてないので、ライヴをこのメンバーでやってしまった、という感じでしょうか。ピアノレス・トリオも板についていて、さすがベニーと思える演奏です。ライヴなだけに人の曲、特にセロニアス・モンクの曲が多いですが、これも一種のファン・サービスだと思います。しかし、聴いていて中毒になりそうなサックスですね。リアルタイムでは国内盤だけを購入していたのですが、’98年頃から輸入盤だけでしか発売されてないものにも手を出しはじめ、その流れでこのあたりのアルバムを集め始めた、といういきさつがあります。
Live At The Public Theatre/Bennie Wallace(Ts)(Enja)(輸入盤) - Recorded May 26, 1978. Eddie Gomez(B), Dannnie Richmond(Ds) - 1. Broadside 2. Sentimental Mood 3. Blue Monk 4. Head 5. Ugly Beauty 6. Ask Me Now
(01/01/01)ライヴ盤。ここでもピアノレス・トリオの編成でゴリゴリとサックスを吹いています。けっこうアグレッシヴではあるのですが、攻撃的ではない印象。 フレーズはアブナいけれど、トータルではオーソドックス。1曲目からオリジナルで各パートのソロをはさみながら14分も飛ばします。歌心あふれるテーマを吹く2曲目もアドリブに入ると徐々に個性的なフレーズになっています。ソロに注目。モンク作の3曲目は、ちょっとトボケた感じが彼とけっこう相性の良い印象。テーマからしてアグレッシヴ、 アドリブはもちろん!のオリジナルの4曲目。そして5-6曲目もモンクの曲。5曲目は、ゆったりしたリズムにやっぱり縦横無尽のサックス。6曲目も歌心とアドリブの危ういバランスで、完全ソロの部分がけっこう良い感じ。
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