Puerta/Jorge Rossy/Robert Landfermann/Jeff Ballard
またECMが2枚入ってきたので、聴いていきます。ECMはあと下旬に1枚出て、今年は打ち止めかな。このアルバム、メンバーと楽器が面白くて、リーダー格のホルヘ・ロッシーは本業はドラマーで、ブラッド・メルドー・トリオで以前叩いていた人。ヴァイブラホンとマリンバは、それでも他レーベルで複数枚出してますね。そしてジェフ・バラードはメルドー・トリオにあとからドラマーで入った人。それが共演しているので、けっこう意外だなあ、と思う気持ちは一緒でしょう。持ち込み音源のようで、出てくる音を聴いていると、あまりECMっぽくないサウンドの曲が多め。ただし、マンフレート・アイヒャーはECMらしい音というのはない、というようなことを言っていたことがありましたので、これはこれでいいかなあと。
Puerta/Jorge Rossy(Vib, Marimba)/Robert Landfermann(B)/Jeff Ballard(Ds, Per)(ECM 2661)(輸入盤) - Recorded September 2020. - 1. Pst-Cathoric Waltz 2. Tainos 3. Adagio 4. Maybe Tuesday 5. Cargols 6. Scilla E Cariddi 7. Puerta 8. S.T. 9. Ventana 10. Adios
(21/11/13)5曲目のみChris Cheek作で、他は全曲Jorge Rossy作。収録時間は54分。いつもはドラマーですけど、ここではヴァイブラホンとマリンバでの演奏(他レーベルでは既にあるようです)。しかも、ブラッド・メルドー・トリオの後釜のドラマーとして入ったジェフ・バラードとの共演ということで興味を引きます。幾分オーソドックスなジャス寄りかなと思える演奏で、持ち込み音源っぽさを出しています。いかにもECMという感じの曲は少なめ。。副業っぽくない演奏で、こういう器用な演奏もできるのは、ミュージシャンとして幅が広がっていいとは思います。バラードのドラムスのサポートは、4ビートの曲もそうでない曲も、見事なサポートぶりを見せてます。ベースも4ビートの曲はけっこうオーソドックスだし、音数はやや多めです。
« Space Cowboys(Origihal Soundtrack) | トップページ | Once Upon A Time/Eberhard Weber »
「音楽」カテゴリの記事
- キングレコードが和ジャズをストリーミングで展開(2025.02.15)
- Forces Of Nature -Live At Slugs'-/McCoy Tyner/Joe Henderson(2025.02.11)
- Under The Surface/Julia Hulsmann Quartet(2025.02.06)
- Spindrift/Benjamin Lackner(2025.02.05)
- Prelude And Songs/Francois Couturier/Dominique Pifarely(2025.02.04)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Under The Surface/Julia Hulsmann Quartet(2025.02.06)
- Spindrift/Benjamin Lackner(2025.02.05)
- Prelude And Songs/Francois Couturier/Dominique Pifarely(2025.02.04)
- Landloper/Arild Andersen(2024.12.16)
- Relations/Thomas Stronen(2024.12.15)
「ジャズ」カテゴリの記事
- キングレコードが和ジャズをストリーミングで展開(2025.02.15)
- Forces Of Nature -Live At Slugs'-/McCoy Tyner/Joe Henderson(2025.02.11)
- Under The Surface/Julia Hulsmann Quartet(2025.02.06)
- Spindrift/Benjamin Lackner(2025.02.05)
- Prelude And Songs/Francois Couturier/Dominique Pifarely(2025.02.04)
「ECM2651-2701番」カテゴリの記事
- Heinz Holliger/Anton Kernjak/Eventail(2023.10.06)
- Hellbound Train - An Anthology/Steve Tibbetts(2022.07.19)
- Return From The Stars/Mark Turner(2022.04.27)
- Once Upon A Time/Eberhard Weber(2021.11.14)
- Puerta/Jorge Rossy/Robert Landfermann/Jeff Ballard(2021.11.13)
コメント
« Space Cowboys(Origihal Soundtrack) | トップページ | Once Upon A Time/Eberhard Weber »
工藤さま、リンクをありがとうございました。m(_ _)m
試聴用?に以前から上がっていた1曲を聴いていたので、
内容には、あまり驚かなかったのですが、、
でも、ECMにはちょっと珍しいアクティヴな感じの演奏が多かったですね。
って、おっしゃるようにECMの範疇ですよね。
リンクを置いていきます!
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2021/11/post-02f20a.html
投稿: Suzuck | 2021/11/13 13:08
>Suzuckさん
こんにちは。
リンクありがとうございます。
最初メンバーを見て、ドラマー2人にベーシストかと思ってしまいました。ホルヘ・ロッシーのヴァイブラホンやマリンバのアルバム、初めてではなかったんですね。今注文しようとしても新品は入手不可らしいのですが。こういう演奏も、このメンバーだしいいかなあ、と思ってます。3人がうまくマッチしてくれてますね。
投稿: 工藤 | 2021/11/13 13:45