Largo/Brad Mehldau
ブラッド・メルドーのリーダー作で、ブログに上がってないのはここまでになると思うのですが、曲によって参加ミュージシャンが替わり、ホーンが入ってみたり、いろいろではありますが、大手ワーナーからだとこういうアルバムもアリかな、と当時は思ってました。うまくピアノのメインでのメロディアスな部分を拾い上げているので、彼のアルバムというのは分かりますし。なお、オーバー・ダビングはないそうで、それはやはりサウンド作りに大きな影響を与えているのではないかと。ビートは曲によりロック的なので、今回はドラムス担当が他のドラマーもいるのかなあ、なんてことも思いましたが、こういうサウンドも好きではありますね。
Largo/Brad Mehldau(P)(Warner Bros) - Recorded April 2-8, 2001. Larry Grenadir(B), Matt Chamberlain(Ds), Steve Kujala(Fl), David Shcstac(Fl), Gary Gray(Cl), Emile Bernstein(Cl), Peter Mandell(Bassoon), Rose Corrigan(Bassoon), Darek "Oles" Oleszkiewicz(B), Jorge Rossy(Ds), Jim Keltner(Ds, Per), Phillip Yao(French Horn), Daniel Kelley(Frenchi Horn), William Reichenbach(Tb), Goerge B. Thatcher(Btb), Justin Meldal-Johnsen(B), Jon Brion(P, Per, G, Synth), Victor Indrizzo(Ds), Joseph Meyer(French Horn), Jerry Folsom(French Horn), Kenneth Kugler(Btb), Jon Clerk(Oboe), Earle Dumler(Oboe) - 1. When It Rains 2. You're Vibing Me 3. Dusty McNugget 4. Dropjes 5. Paranoid Android 6. Franklin Avenue 7. Sabbath 8. Dear Prudence 9. Free Willy 10. Alvarado 11. Wave/Mother Nature's Son 12. I Do
ロック方面のジョン・ブライオンがプロデューサー。曲によってさまざまなミュージシャンが入れ替わる豪華なアルバムで、サウンドは当然ながら曲ごとに変化します。編成も複数のベースやドラムスなどの曲もあり、あるいはピアノにいろいろ細工をするなど実験的な要素もありますが、ロックのサウンドやシンセサイザー、サンプリングに慣れた私の耳では、サウンド自体は自然な感じで耳に入ってきます。むしろオーヴァー・ダビングなしでこのサウンドが出来ていることの方がビックリするかも。全体的にあまり難解な印象なしにすんなり聴ける感じ。ピアノはバックのサウンドに触発されている部分も多いですが、コアとなる部分はマイペースなようです。一部には叙情的な演奏も。アヴァン・ジャズ&ロック・アルバム。(02年8月21日発売)
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