The Nearness Of You/Bennie Wallace
ちょうど’99年以降、ブログがはじまる’04年5月以前にアルバムコメントの手直しをしたミュージシャンがいくらかあって、このベニー・ウォレスもその一人。ブログが始まる頃にはすでに映画音楽の仕事メインになっているため、ブログには非常に掲載枚数が少ないです。通常だと時系列的に取り上げていくのですが、収納場所がバラバラのため、とりあえず置いてある場所が分かりやすいものから。けっこう枚数がありますが、これも全部探せるかどうか。今日のアルバムは、国内盤はMUZAKから出ていた時代のEnja盤になってますけど、当時としては割と売れていたのではないかな。メンバーもいいです。うねうねしたサックスも、より歌う方向に向いているし。ブログ開始前夜のアルバムコメント。
The Nearness Of You/Bennie Wallace(Ts)(Enja) - Recorded June 2003. Kenny Barron(P), Eddie Gomez(B) - 1. Come Rain Or Come Shine 2. Willow Weep For Me 3. Crazy He Calls Me 4. Cocktails For Two 5. Why I Was Born 6. The Nearness Of You 7. I'm Old Fashioned 8. I've Grown Accustomed To Her Face 9. Some Other Spring 10. 'Tis Autumn
ドラムレスのトリオで、しかもスタンダードのバラード(一部にミディアム・テンポの曲あり)を演奏するという趣向。参加メンバーも非常に豪華で、そのサポートも聴きどころ。もちろんベニー・ウォレスのサックスは一部フレーズがひねくれていて一筋縄ではいきませんが、企画にうまくサックスもハマっています。ひねくれているだけではなくて、当然ながら余裕も歌心もけっこうあって優しく包み込むような場面もあり、1曲1曲が印象に残ります。ちょっと間違えるとムードミュージックになりそうな雰囲気。サックスをじっくり聴け、ということでしょうか。また、エコーのかかり具合も多めのサウンド。4曲目はベースが絡んでウォーキングではないですが、ほのぼのとした味わい。タイトル曲の6曲目もしっとりゆったりとメロディを奏でます。(04年2月21日発売)
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