Portrait Of Bill Evans/Eliane Elias, Dave Grusin, Herbie Hancock, Bob James, Brad Mehldau
とうとうCDも発見できなければ、ストリーミングでもないアルバムが出てきてしまった。ただ、このオムニバス版、出演者や演奏が素晴らしいものなので、探したときにここの前置きは書き換えるとして、とりあえず紹介だけはさせていただきます。購入時に、確か何度も聴いたのは覚えてますので。’00年代の前半はまだレコード会社にお金があったんですね。これだけ豪華なアルバムができてしまいました。何と言っても、この5人が揃う(同じ曲で共演しているわけではありませんが)のは珍しいこと。それだけに探して聴いてみたいのだけど、こういうのに限って、そのうちひょっこりとどこからか出てくるものであります。(追記19日)アルバムを探せて聴いています。ハービー・ハンコックはやはりマイ・ペースでした。
Portrait Of Bill Evans/Eliane Elias(P), Dave Grusin(P), Herbie Hancock(P), Bob James(P), Brad Mehldau(P)(JVC) - Released 2002. Richard Bona(B), Billy Kilson(Ds), Rick Braun(Tp), David McMurray(As), Kirk Whalum(Ts), Khaliq Glover(Ds Prog), Michael Colina(Synth), Marc Johnson(B), Jack DeJonette(Ds), Tom Kennedy(B), Dave Weckl(Ds) - 1. Nardis 2. Gotta Rhythm 3. Come Rain Or Come Shine 4. Under The Influence 5. The More I See You 6. Waltz For Debby 7. If You Could See Me Now 8. My Heart Stood Still 9. Emily 10. Ghost Story - Improvisation On Chopin C Minor Prelude Opus 28
1曲目のボブ・ジェームスの「ナーディス」でとどめをさします。リチャード・ボナのベースと、アレンジとで非常に印象的。4曲目はオール・ブルース風な曲での演奏。ハービー・ハンコックは2曲目ではマイペースのエレクトリックな彼ですが10曲目ではショパンをモチーフにしたソロピアノで勝負しています。イリアーヌの3、7曲目ではマーク・ジョンソン(B)とジャック・ディジョネット(Ds)とのトリオ。比較的オーソドックスでビル・エヴァンスに素直にトリビュートした演奏。ブラッド・メルドーは5、8曲目でソロ・ピアノ。左手ウネウネフレーズが連続する8曲目がスゴい。6、9曲目のデイヴ・グルーシンも素直ながらアレンジャーらしさがあります。ビル・エヴァンス風を期待するよりも参加した演奏者で楽しむ聴きかたの方が良いのかも。(02年12月26日発売)
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