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2021/10/02

Belly Of The Sun/Cassandra Wilson

Cassabellyof カサンドラ・ウィルソンも’00年代の録音に入っていきます。彼女らしく、アフリカンなテイストを残しつつ、フォークやロックのサウンドにより近くなって、果たしてこれをジャズと言えるのかどうか、分からないですけど。他に適当なジャンルがないので、あえてジャズに入れておきますが。’01年にノラ・ジョーンズが「Come away with me」を録音後、カサンドラのこのアルバムと同じくらいの時期に発表していて、ジャズをある意味逸脱したアルバムがブルー・ノートから出た時期でもありますね。カサンドラもその流れの中にいたのかもしれません。ますますピアノ・トリオをバックに歌うということが少なくなってきてます。それでも人の心をつかむ太い声のヴォーカルはなかなか味がありますね。14曲目は日本盤のみのボーナストラック。

 

Belly Of The Sun/Cassandra Wilson(Vo)(Blue Note) - Released 2002. Marvin Sewell(G), Kevin Breit(G, Vo), Mark Peterson(B), Cyro Baptista(Per, Vo), Jeffrey Haynes(Per), Xavyon Jamison(Ds), "Boogaloo" Ames(P), Children Of M.S.44(Vo), Richard Johnson(G, Vo), Rhonda Richmond(Vo), Patrice Moncell(Vo), Jewell Bass(Vo), Henry Rohdes(Vo), Vasti Jackson(Vo), India Arie(Vo), Jesse Robinson(G), Olu Dara(Tp) - 1. The Weight 2. Justice 3. Darkness On The Delta 4. Waters Od March 5. You Gotta Move 6. Only A Dream In Rio 7. Just Another Parade 8. Wichita Lineman 9. Shelter From The Storm 10. Drunk As Cooter Brown 11. Show Me A Lobe 12. Road So Clear 13. Hot Tamales 14. Corcovado

ブルースへの接近をみせたり、ブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビンらの曲を取り上げたり、彼女のオリジナルが4曲あったりとカラフルなアルバム。ブルース方面ではブーガルー・エイムスとのデュオの3曲目や、ギターをバックにヴォーカルがメインの5曲目あたりがけっこう渋いです。と思うと6曲目はジェームス・テイラーの曲で、8曲目はジミー・ウェッブ、そして9曲目が何とボブ・ディランと、ロックやフォークの世界への接近も。あちこちに登場する様々な種類のギターやパーカッションが、サウンド上のキー・ポイント。もはやジャズ作というよりはカサンドラ・ワールドといった方が良いかも。ただし今回はやや明るめの色彩感覚。ジャズよりは広い視点でとらえて聴きたいアルバムです。(02年3月27日発売)

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