Hey Duke!/Manhattan Jazz Orchestra
ここからマンハッタン・ジャズ・オーケストラのアルバムを3枚ほど。このアルバムはデューク・エリントン特集だけど、曲は取り上げているけどあくまでデヴィッド・マシューズが自分のペースでアレンジ、演奏しているので、気が付きにくいかもしれません。ただ編成がギル・エヴァンス・オーケストラをポップにしたような感じになっているので、そういう意味ではマニアックな編成ですね。MJQの方は分かりやすいアレンジ、というのがありましたが、こっちは聴いた感じがカッコ良くなるようにはしているけど、奥行きの深いアレンジではないかなあと思います。まあ、評価は人それぞれだと思いますけど。
Hey Duke!/Manhattan Jazz Orchestra(Videoarts) - Recorded July 28-29, 1999. Lew Soloff(Tp), Ryan Kisor(Tp), Joe Shepley(Tp), Scott Wendholt(Tp), Jim Pugh(Tb), Larry Farrell(Tb), Birch Johnson(Tb), David Taylor(Btb), Fred Griffin(French Horn), John Clark(French Horn), Chris Comer(French Horn), Tony Price(Tuba), Chris Hunter(As), Aaron Heick(Ss, Cl), Lawrence Feldman(Ss, Cl), Roger Rosengurg(Bcl), Chip Jackson(B), Terry Silverlight(Ds), Christine Sperry(Vo), David Matthews(P, Arr, Cond) - 1. It on't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing 2. Prelude To A Kiss 3. Mood Indigo 4. Come Sunday 5. Satin Doll 6. Song For Edward 7. Cotton Tail 8. In A Sentimental Mood
MJOによるデューク・エリントン特集。もちろん1曲を除き全てエリントンの曲で、有名なものばかり。ただし、デヴィッド・マシューズのアレンジはギル・エヴァンス・オーケストラをポップにしたような感じなので、ホーンの重心はちょっと重めでシャープ。エリントンを期待するよりは、曲をエッセンスとしてそのカッコ良さを聴くアルバム。1曲目は特にカッコ良いスリリングなアレンジで、一気に聴かせてしまいます。複雑な色合いを持ったホーン・サウンドが心地良い2、7-8曲目、8ビートの部分もある3曲目、時々倍速になったりもする5曲目。意表をついたアレンジの曲もあって、個々にアレンジを注意深く聴いていくと、マニアックな部分も多いかもしれません。オリジナルは6曲目で、マシューズらしいメロディになっています。(99年10月21日発売)
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