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2021/10/25

Some Skunk Funk/Manhattan Jazz Orchestra

Mjosomesk マンハッタン・ジャズ・オーケストラも3日目で、いちおうひと区切り。今日のアルバムはある意味、ニュー・スタンダードというか、新しめのジャズメン。オリジナルとか、ポップスとかを多めに取り上げているアルバムではないかと思います。アレンジも冴えていて、やっぱり彼のアレンジはシャープでカッコいいなあ、と改めて思います。ところでクインテット(MJQ)の成立時の話を直接聞いたことがあるのですが、当初はアレンジだけマシューズがやって、ピアニストは別に候補がいたそうです。ところが候補が辞退したので、彼がピアノを弾くことになったとのこと。彼の味のあるピアノが逆にいいんですけどね。

 

Some Skunk Funk/Manhattan Jazz Orchestra(Videoarts) - Recorded February 11, 12, 17 and 18, 2002. David Matthews(Arr, Cond, P), Lew Soloff(Tp), Walter White(Tp), Bob Milliken(Tp), Scott Wendholt(Tp), Jim Pugh(Tb), Larry Farrell(Tb), John Fedchock(Tb), Dave Taylor(Btb), John Clark(French Horn), Fred Griffin(French Horn), Tony Price(Tuba), Chris Hunter(As, Fl), Aaron Heick(Ts, Ss), Roger Rosenberg(Bcl), Chip Jackson(B), Terry Silverlight(Ds), Guest: Ryan Kisor(Tp), Andy Snitzer(Ts) - 1. Some Skunk Funk 2. Theme From Good King Bad 3. Scarborough Fair 4. I Got You (I Feel Good) 5. L.A. Is My Lady 6. Tell Her About It 7. N.Y. Is My Love

目玉は1曲目のブレッカー・ブラザース作の「サム・スカンク・ファンク」。この難曲をドラムス、ベースとホーンセクションだけで緻密な迫力のあるアレンジで聴かせてしまいます。他にも各方面の有名な曲が並んでいるのがうれしいところ。曲によって、ファンクのビートだったり4ビートだったり、あるいはソロの部分に入った途端に4ビートを刻み出したりと、変幻自在。しっとり感では5曲目あたりですか。これに対して2、7曲目を彼のオリジナルだと言い当てるのは難しいのでは。ただし2曲目はジョージ・ベンソンが演奏していた曲だそうですが。それだけ他の曲と溶け込んでいます。ホーンはフレンチ・ホルンやチューバなども加わった低重心型で、緻密なアレンジを聴けば、ああデヴィッド・マシューズのサウンドだと気がつくでしょう。(02年4月24日発売)

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