アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観た
アニメについて書く機会は今まであまりないのですが、今年は春に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観て、長男からマンガの単行本を借りたり、TV版、旧劇場版、新劇場版シリーズを観たりとハマりこみました。そして、つい先日、ネットフリックスで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」があったので、TVシリーズ全13話、ブルーレイの特別編、劇場版の外伝を一気に2度も観てしまいました。最後の劇場版は10月にブルーレイが発売で、今は観る手段がないので、発売を楽しみにしています。結末はそれとなく知っているんだけど、絵のきれいさと緻密さ、圧倒的な話の進行の良さで、このシリーズ共通なんですが、観て涙腺崩壊パターンなんじゃないかと思います。
戦争時代に武器として扱われた少女が、戦争後に未帰還となった少佐を探しつつ、最後の命令の言葉の意味を探しつつ。話は主に1話完結で、しかもそれぞれに関係性を持ちながら、少女が人間らしい心を取り戻していく過程が描かれています。エヴァンゲリオン全体よりは話の長さ的には短いので、ここまでくるのにそんなに時間はかかりませんでした。普通の人ならどこを観ても泣くパターンの物語です。唯一、戦争で両腕を肘より上で失っておいて、時代的にはかなり前なのに、タイプライターを正確に打てるほどの精巧な義手があるかどうか、というところが疑問でしたけど、絵のタッチが自然なせいか、そこはすんなりと読み進ませてくれてます。まあ、ある種のSFだと思って割り切れればいいのかと。(時代的には第一次大戦後あたりと思われる。)
特に10話が泣かせる話で有名なよう(神回と呼ばれる)で、次いで7話、11話あたりでしょうか。私はうっかり10話から観てしまい、13話から最初に戻ったので、戦闘シーンでなぜ彼女があれだけ戦えるかが最初分かりませんでしたけど。ネット(ツイッター)で調べると、TV版が’18年放送、最新の劇場版が昨年公開だったのですが、今でも観て感動した、という感想が絶えないようです。私の年齢でアニメを観ていいのか、という気もしますけど、私は子供時代はアニメで育った割と初期の頃の世代なので。今だと、音楽のストリーミング配信と同じで、ネットフリックスで観てください、と書けば、一定数の人が観れるからいいですね。久々にまとめてブルーレイも注文してしまいました(ネトフリで2回観てるので、未開封のブルーレイもありますが)。ちょっと金額が張るけど、装丁も付録もいいので、満足してます。
(追記9月12日)立川シネマシティで劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの上映が1週間だけあったので、行ってきました。これで自分の中で物語は完結しました。物語としては最後になります。
(追記9月20日)小説版4冊読了。設定がTV版、劇場版と割と似ている出だし(物語の順序は違いますが)から、途中から平行世界のようになっていき、結末の印象も違いますが、これはこれでありかな、と。何より小説版ならではのお話もけっこう入っているので、面白かったでした。
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