シルヴァー・ライニング・スイート/上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット
今日は新譜が届いているので、これを先に。実は今まで上原ひろみのアルバムが出たときは彼女のアルバムをほぼその年のベスト3に入れているんですよね。ちょっと自分の審美眼にバイアスがかかっているのかもしれませんけど、出たものが何でも良くなってしまう、というのはあります。まだ今年は数か月ありますので、予想は分かりませんけど。今回は弦楽四重奏との演奏ですが、アルバム全体がクラシックとのボーダーレスというわけではなく、一部にチェロにウォーキングをさせてジャズっぽいアプローチをしているところもあります。個人的にはけっこう好きなサウンドですけど、これは、もしかすると好みが分かれるかもしれないなあ、と思います。
シルヴァー・ライニング・スイート/上原ひろみ(P) ザ・ピアノ・クインテット(Telarc)
Silver Lining Suite/Hiromi Uehara(P) The Piano Quintet(Telarc) - Recorded September 10 and 11, 2020. Tatsuo Nishie(Vln), Sohei Birmann(Vln), Meguna Naka(Viola) Wataru Mukai(Cello) - [CD1] -Silver Lining Suite-(1-4) 1. Isolation 2. The Unknown 3. Drifters 4. Fortitude 5. Uncertainty 6. Someday 7. Jumpstart 8. 11:49PM 9. Ribera Del Duero [CD2-Npnus Disc] 1. Somewhere 2. Wake Up And Dream 3. Whteout 4. Firefly 5. Moonlight Sunshine 6. Beethoven's Piano Sonata No.8, Pathetique 7. Green Tea Farm 8. Sepia Effect
今回はボーナスCD(ソロ・ピアノのライヴ収録)のついたアルバムを購入。CD2の6曲目がベートーベン作以外は全曲上原ひろみの作曲、アレンジ。弦楽四重奏団を従えて、クラシックとのボーダーレスでもあり、ピアノは緩急自在で、彼女的にジャズっぽくはじけ飛ぶ場面もあって、なかなかの聴きごたえ。CD1は66分、CD2は65分収録。曲はけっこうドラマチックな感じで、ストリングスがそれに加わって彩りを添えるというか、それ以上の一体感があります。また新しい局面を見せてくれたという感じ。弦楽四重奏とピアノでのボーダーレス作品ということで好みは分かれるところですが、個人的にはメロディアスなところも多くて、だいぶハマります。2枚目はブルーノート東京でのライヴで、収録時間も長いので、お得感はあります。(21年9月8日発売)
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